社労士・安井郁子さん

明るい声色と晴れやかな笑顔で、世田谷区にオフィスを構えるのは、今回インタビューをさせていただいた社労士の安井郁子さん。
 
何事にも前向きで、人とのつながりを大切にするお話には、毎日お客様からの依頼が耐えないというのも納得です。今回は、そんな安井さんの横顔に迫ってきました。
 

保険会社の営業から始まった社会人生活。気づけば転職を繰り返していた

ー社労士になるまでの経緯、きっかけ等を教えてください。
 
大学卒業後はまず、生命保険会社の営業として約2年半勤めました。上司から言われたものをただ単純に営業をする、自分がいいと思っていないものを売ることができないという性格から、一人あたり最低限度の保険ばかり売っていました。ただ、昔から興味のあることはとことん突き進む傾向にあったので、自分がいい、お客様のためになると思うことは、ノルマとは関係なしに、会社の得にならないと思っても一生懸命に営業をしていました。
 
そして保険会社を退職後、自動車会社の事務や保険会社の事務などを転々とする毎日を過ごしていました。
 
しかし、28歳の時に「このまま転職を繰り返して一体私は何がしたいんだろう」と思い止まり、自分の能力を一度立ち止まって見つめ直すことにしました。
 
その時に、以前から「遺族厚生年金」についてとても興味をもってたことを思い出しました。遺族厚生年金は、一見同じような家族構成に見えても、家族の詳しい形態によって必要保障額が異なります。この、保険の実態やケースによって対応が異なるということに、興味を強く掻き立てられ、また自分が以前から関わっていた保険に関しての知識と興味を、もう少し深掘りたいと思い、29歳の時に社労士を目指すことを決意しました。
 
決意してから、次の社労士のテストまで、実際は半年しか残されていませんでした。しかし、テープで講習を受けられる通信教育を利用し、毎日12時間くらい必死に勉強をし、なんとその年の国家試験に見事一発で受かってしまいました。
 
その後、資格取得後に申し込んだ事務指定講習をいざ始めようと思った時に、一人目の子供を妊娠し、臨月のお腹で東京にて奮闘していました。更にその後、税理士事務所で就業規則や給与計算をしていた時期に、今度は2人目を妊娠し、社労士と母を両立する生活が早くも始まりました。
 
平成21年、2人目の子供の幼稚園入園をきっかけに、やすい社会保険労務士事務所を設立、平成28年8月に法人化しました。

ほっとけない、力になりたい、その思いが原動力

ー どんなお客様が多いですか?
 
幅広くやらせていただいているので、どの仕事が一番多いとは一概には言いづらいのが事実です。しかし、企業からの人事労務に関する顧問相談は、その中でも多い言えます。
 
企業からの問い合わせやお仕事をもらうことが多いのですが、個人の労務トラブル対処も非常に多いです。日々、働いて行く中でなかなか他の人には話せない労務上のトラブルや働き方の悩みなど、正直とっても深いった話が多いです。人生相談のような。。笑
 
でも、私個人の性格として、企業の経営者でも個人でも、話を聞いていて「ほっとけない」「力になりたい」と思ってしまうと、価格については二の次で引き受けてしまいますね。。
 
ただ、私の事務所に来る方は、インターネットで事務所の事を読み込んで、わざわざ私にお願いしたいと言ってくれる方や、話をしていて元気をもらった、もっと他の仕事もお願いしたいなどと言ってお仕事をいただくことが多いです。多くの税理士さんとも繋がりを持たせていただいているので、そこからお仕事をいただいたり、逆に私からご紹介させていただくこともあります。やはり、社労士というのは「ヒト」と「ヒト」との仕事なので相性などはとっても重要だと感じています。
 
規則や法令がいかに決まっていても、結局はそこで働いている人がどう思うのか、どう働きたいのかなど、根底にある人の気持ちの部分を必ず探るようにしています。

常に「ヒト」の心に関わる面白い仕事がしたい

ー 読者の方にメッセージをいただけますでしょうか?
 
個人として独立するまでに子育てとの両立はもちろん、本当にたくさんのことがありました。自分の中で3年閑古鳥計画と決めて、4年目からは自力でどうにかやれるように計画を立てていました。
 
始めは、資金問題で夫から反対をくらったことがあり、ヤクルトレディと両立して資金を用意したりしました。当時、ヤクルトでは月に安価で入所させられる託児所があったので、そこを上手く利用して資金を用意しました。
 
また開業して暇な間は、自分でホームページ作ったり、mixiに登録して、税理士さんとつながったり、ブログを書いて知識を語るように心がけていました。ブログ内にホームページのリンクを貼ることで、インターネットで検索すると、自分の名前が上位に上がって来るようになりました。税理士さんとの繋がりも積極的に自分から増やすようにしていました。ただ、「仕事下さい」とは言わず、わからないことあれば聞いて下さいというスタンスを保っていました。
 
そのような小さな努力の積み重ねと、人とのつながりを基盤にそこから細々と仕事が入るようになってきました。一見、遠回りに見えるかもしれませんが、結局その中でいかに、自分の興味のあること、実行したいことをぶらさず、実現に向けてどう行動するのかがとても重要になってくると思います。
 
労務士の仕事も、最後は結局「ヒト」と「ヒト」の繋がりや、そのヒトがどう思っているかなど、ヒトの心に触れてこそ、トラブルなどの解決策は見えて来ると思います。
 
今後も常に人の心に関わる面白い仕事をして、会社とヒトがいい関係になれる職場づくりをつくっていきたいと思っています。

「やすい社会保険労務士法人」について

顧問契約をした場合に受けられるサービス

  • 社員の入社・退職時に雇用保険や健康保険・厚生年金の資格取得や喪失の手続き
  • 業務上のケガ・通勤途上のケガ、いわゆる、労働災害(労災)が発生したときの届出
  • 社員に扶養家族が増えたり減ったりする場合(結婚・出産・離婚・死亡など)の健康保険証の変更手続き
  • 社員の住所や姓名か変更された時の雇用保険・健康保険などの変更手続き
  • 会社が移転したり、支店や拠点が増減した場合の労働・社会保険上の手続き
  • 健康保険関係の給付(出産一時金・傷病手当金)手続き

顧問契約の費用感

  • 初期費用:原則なし(新規適用時、要相談)
  • 従業員10人までの会社の顧問料:1~3万円
  • その他:基本14ヶ月契約での支払い、給与計算は別途、詳細はお問い合わせください。

問合先

  • 事務所名:やすい社会保険労務士法人
  • 住所:東京都世田谷区上祖師谷1-3-21コーポ水無月103号
  • 業務対応可能エリア:東京都全域、神奈川県(川崎市・横浜市など)、関東の近県(埼玉県・千葉県など)
    ※記載のない地域に対しても対応(あるいは専門家の紹介)はいたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
  • 話番号:03-3326-4864
  • Webサイト:http://www.setagaya4864.info/index.html

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『バックオフィスの基礎知識』編集部
株式会社BEC内で、Gozal(ゴザル)の編集制作を担当する部門です。社会保険労務士/弁護士/税理士などの専門家執筆陣とともに、中小企業の労務・給与計算担当の方が実務上感じる不安を払拭できるよう、情報発信しています。「こんな記事を読みたい!」とTwitterやFacebookでメッセージいただければ、可能な限り執筆いたします。