特定社会保険労務士・稲生滋(いなおしげる)さん

港区芝公園の特定社会保険労務士・稲生滋(いなおしげる)さん。IT業界出身で、積極的にITサービスを利用して営業されています。そんな稲生さんが社労士になったきっかけと、現在の活動とは?

IT企業での営業職を経て社労士として独立開業

ー社労士になるまでの経緯、きっかけ等を教えてください。

大学卒業後はNECに就職し、主に営業職として16年間働きました。「第一種情報処理技術者」の資格も取得しましたがあくまで営業職を全うしました。

取引先は主に金融業界が多かったです。1つの商談で数億〜数十億円を扱ういわゆるソリューション営業でしたので、やりがいもありましたが同時にストレスの多い仕事でした。

NEC退職後、社労士として独立開業する迄に4社ほど転職しました。その中の一つに給与計算のアウトソーシングを請ける会社があり、そこで社会保険や給与計算の大まかな仕組みを勉強しました。

社労士になろうと思ったきっかけについてですが、40代後半、サラリーマンとしての限界を感じることが多くなり、何か自分自身の判断と責任で行うことができる仕事がしたいと思ったんです。それでこれまでの自分の経験を棚卸しし見直していた時に、大手企業の経験つまり「組織」の仕組みを熟知している点、営業経験や社会保険・給与計算についての知識を活かせるという点で「社労士」として活動するのが良いと考えました。何よりも長年積み上げてきた問題解決能力を、自らの判断と責任で発揮できると感じたことが一番の理由です。

いま振り返っても、あの時良い決断をしたと感じます。素敵な取引先や、個人の相談者の方の悩みを解決し、喜んでもらえた時、社会に貢献できている事を実感できます。

世間では「働き方改革」や「健康経営」など我々社会保険労務士の活躍が期待されているテーマが目白押しです。これらの期待にもきっちりと応えていきたいと思います。

IT関連お客様が多いです。

ーどのようなお客様が多いですか?

社労士としての最初のお客様は、知人からの紹介でした。顧問の社労士さんとうまくいかない事情が発生し代役を探していると情報をくれたんです。幸いなことに、これをきっかけにそのクライアントとは長く深いお付き合いをさせていただいています。

クライアント様の属する業界は、IT業界が多いです。自分自身に業界の知識・経験がある点が大きく影響していると感じています。入退社の手続き、労使紛争の相談や就業規則の作成・修正、雇用関係助成金の申請代行などの依頼を頂くことが多いです。

また最近、士業向けの業務マッチングサービスを経由しての仕事依頼も増えています。このようなサービスを使う方はITに明るい、もしくは積極的に活用しようとされているお客様が多いと感じています。

「非定型業務」への対応力が社労士の真髄です

ー読者の方にメッセージをお願いします。
ここのところクラウドサービス等の発達により、給与計算や社会保険の手続きなどがどんどん自動化されています。昨今のAIの進化をみていても、この分野の自動化はますます進んでいくと感じます。

この時代に社労士がどんな価値を企業に提供できるか?それは「非定型業務」への対応力に関係するのではないかと思っています。非定型業務とは、簡単に言えばマニュアル化が難しい、判断や決断力に依存するような業務です。労務管理は「人」を相手にするため、非定型業務が多く存在します。勤怠/就業、人事制度などの仕組みづくりや各種規程の作成等で何か迷うことがありましたら、お気軽にご相談ください。

また、改正労働者派遣法への対応に不安のある企業の方、特にIT業界等に多い特定派遣業の届けでしかしておらずこれから一般労働者派遣の許可申請を行いたい方、ゼロからの仕組みづくりをご一緒させていただきますので、こちらもお気軽にお声掛け下さい。

 

「稲生労務コンサルティング」について

顧問契約のサービス内容

顧問契約は以下の2種類からお選びいただけます。

  1. 相談顧問:人事労務関連の各種ご相談とアドバイス
  2. 相談+手続顧問:「1」に加え、労働保険年度更新、算定基礎届の手続き、従業員様の入社・退社の際の社会保険・労働保険の手続き、病気・ケガ・出産・育児にかかる諸給付等の申請手続きを行います

※各種ご相談とアドバイスには、過重労働・ブラック企業対策、職場の人間関係・健全性、雇用の多様化への対応、柔軟な働き方の導入、求人・採用後の育成、行政による調査への対応、労務に関する各種相談対応、助成金・法律情報のご提供などを含みます。

 

顧問契約の費用感(10〜29人の場合)

  • 相談顧問:20,000円/月〜25,000円/月(税別)
  • 相談+手続顧問:30,000円/月〜40,000円/月(税別)

顧問契約外のサービスで依頼の多いお仕事のBest3を教えてください

  1. 助成金の申請代行:費用は助成金の種類や顧問契約の有無により大きく異なります。ご相談ください。又、お客様に適した助成金を提案させていただくことも可能です。
  2. 就業規則の新規作成:20万円〜となります。通常は受注後1ヶ月程で納品させていただきます。尚、既存の就業規則の見直しはボリュームによって個別に見積させていただきます。
  3. 会社設立時の手続代行:労働保険の関係成立や社会保険の新規適用の手続きを代行致します。費用は3万〜5万円程度となります。

問合先

  • 事務所名:稲生労務コンサルティング
  • 住所:東京都港区芝公園2-10-5 シグマ浜松町ビル6F
  • 業務対応可能エリア:日本全国対応(手続きは首都圏のみ)
  • 営業時間:平日 10:00~18:00
  • 電話番号:03-5425-4950
  • Webサイトhttp://www.sr-inao.com/

Profile

『バックオフィスの基礎知識』編集部
株式会社BEC内で、Gozal(ゴザル)の編集制作を担当する部門です。社会保険労務士/弁護士/税理士などの専門家執筆陣とともに、中小企業の労務・給与計算担当の方が実務上感じる不安を払拭できるよう、情報発信しています。「こんな記事を読みたい!」とTwitterやFacebookでメッセージいただければ、可能な限り執筆いたします。