マイナンバー通知カードとは?

マイナンバー通知カードとは、「住民にマイナンバーを通知するための紙の書類」です。

通知カードは、住民票がある方であれば、誰でも受け取ることができます。

外国籍の方でも、未成年の方でも、住民票さえあれば受け取ることができます。

通知カードは、こちからか申請する必要はありません。市区村長が、住民票を有する全住民に対して、簡易書留によって郵送します。

通知カードには、どのようなことが書かれているのでしょうか?

カードには顔写真は付いておらず、ごく基本的な情報のみが記載されています。

具体的には、下記の事項が記載されています。

マイナンバー通知カードの見本

http://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/02.html

  •  マイナンバー
  •  氏名、住所、生年月日
  •  性別
  •  通知カードの発行年月日

通知カードは紙でできていますが、偽造防止技術が施されています。紛失した際には、市区町村で再交付の手続きをすることもできます。通知カードに有効期限はなく、永久に使えますので、大切に保管しましょう。

マイナンバー通知カードでできることは?

通知カードは、あくまで「マイナンバーを確認するため」に利用するものです。

通知カードには顔写真が付いていませんので、身分証として利用することはできません。

それでは、銀行口座を解説する場合など、マイナンバーの確認と本人確認を同時に行う必要がある場合には、どうしたらよいのでしょうか?

この場合、通知カードとは別に、運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの公的書類が必要となります。通知カード一枚だけでは、本人確認を行うことはできません。

本人確認が必要となる場合には、下記で説明するマイナンバーカードが便利です。

・マイナンバーカードとは?

マイナンバーカードは「公的な身分証明書として利用できる、顔写真付きのICカード」です。通知カードのような紙の書類ではなく、プラスチック製の頑丈なカードです。

マイナンバーカードには、下記の事項が記載されています。

マイナンバーカードの見本

  • マイナンバー
  • 氏名、住所、生年月日
  • 性別
  • 顔写真
  • 電子証明書の有効期限
  • 臓器提供意思表示の有無

マイナンバーカードでできることは?

マイナンバーカードには顔写真が付いていますので、公的な身分証として利用することができます。

具体的には、下記のような状況で使うことができます。

  • コンビニで住民票や印鑑登録証明書などを取得する
  • インターネットバンキングでオンライン取引を行う
  • パスポートを新規で発行する
  • 銀行で口座を開設する
  • 平成29年1月から開始されるマイナポータルにログインする

マイナンバーカードの最大のメリットは、「本人確認のための身分証として利用できる」ということです。

特に、運転免許証もパスポートも持っていない場合など、身分証明をすることが困難な方にとっては、マイナンバーカードは大変便利な制度です。

しかも、運転免許証やパスポートを取得するにはお金がかかりますが、マイナンバーカードは無料で取得することができるので、大変お得な制度です。

ただし注意すべき点は、総務省の発表では「当面は無料で申請することができます」と書かれているということです。もしかしたら、今後は手数料がかかるようになるかもしれません。2016年8月時点では無料で申請をすることができますので、近いうちにマイナンバーカードが必要となる方は、早めに申請しておきましょう。

マイナンバーカードの申請方法

マイナンバーカードの申請は、義務ではありません。

必要ないとお考えの方は、申請する必要はありません。

申請方法は、下記の4種類があります。

 

1)パソコンによる申請

一番簡単な方法は、パソコンによる申請です。

パソコンを使った申請には、メールアドレスと顔写真のデータが必要となります。

顔写真のデータについては、サイズや撮影日などについて、様々な規定があります。

顔写真の詳しい規定については、下記のサイトに詳しく書かれています。

https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/checkpoint.html

顔写真のデータさえ準備できれば、あとはサイトから簡単な情報を登録するだけです。

登録は下記のサイトから行うことができます。

https://net.kojinbango-card.go.jp/SS_SERVICE_OUT/FA01S001Action.do

 

2)スマートフォンによる申請

マイナンバー通知カードが送られてくる封筒の中には、「個人番号カード交付申請書」という書類が同封されています。

この交付申請書には、左下にQRコードが記載されています。

このQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ると、マイナンバーカードを申請するサイトにつながります。

スマートフォンで申請をする場合は、スマートフォンで撮影した写真を顔写真として使用することができるというメリットがあります。

 

3)郵便による申請

通知カードとともに送られてくる「個人番号カード交付申請書」に必要事項を記載して、顔写真を貼り付けたうえで、郵便ポストに投函します。

 

4)証明用写真機からの申請

駅やコンビニに設置されている証明写真機から、マイナンバーカードの申請することができます。証明写真機のタッチパネルを操作して、氏名や住所などの個人情報を入力します。

20168月現時点で対応している証明写真機は、下記のメーカーです。

・株式会社DNPフォトイメージングジャパン

・日本オート・フォート株式会社

・富士フィルム株式会社

全ての証明写真機から申請することができるわけではありませんので、注意しましょう。

マイナンバーカードの受け取り方法

マイナンバーカードを受け取るためには、本人が役所まで出向かなければいけません。

マイナンバーカードが発行されると、カードが発行された旨のお知らせが届きます。

このお知らせの手紙も持って、役所に受け取りに行きます。

なお、マイナンバーカードが手元にあれば、通知カードは不要となりますので、マイナンバーカードを受け取る際に、通知カードは返納します。

まとめ

マイナンバー通知カードは「市区町村が住民にマイナンバーを通知する紙の書類」で、マイナンバーカードは「公的な身分証明書として利用できる顔写真付きのICカード」です。マイナンバー通知カードは、マイナンバーを確認するために使うことはできますが、身分証として使うことはできません。マイナンバーカードには顔写真が付いているので、公的な身分証として利用することができます。

マイナンバーカードの申請は義務ではないので、必要となったときに申請しましょう。運転免許証やパスポートなどの身分証をお持ちでない方は、マイナンバーカードを取得しておくと便利です。申請は郵送だけでなく、パソコンやスマートフォンからも行うこともできます。

Profile

田中靖子(たなかやすこ)
田中靖子(たなかやすこ)
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格、弁護士として会社設立や知的財産権等の会社法関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の記事の執筆や講演を行うなど、日常に潜む法律トラブルの情報を世界に発信している。

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