最近、大企業が副業を認め出しているというニュースやネット記事を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

副業促進の動きに賛成している人が7割というアンケート結果もでていて、副業に対する認識が変わってきています。(参考:株式会社もしも-副業促進の動きに73%が「賛成」と回答~ニッポン1億総活躍社会となるか。副業促進に関する意識を調査~

大企業といえば副業禁止が常識だったのですが、調べてみると実は副業OKな企業が意外と多いことがわかりました。

ここでは、そんな副業を認めている企業のうちよく知られている10社を紹介します。

ロート製薬株式会社

ロート製薬は、目薬や胃腸薬などで有名な国内ヘルスケア事業を営む企業です。常識の枠を超えてチャレンジし続ける「NEVER SAY NEVER」というコーポレートスローガンを掲げ、さまざまな試みを導入しています。
その一環として、制約を超えた働き方にチャレンジする「社外チャレンジワーク」(副業)という制度を始めています。
参考:ロート製薬-新CI「NEVER SAY NEVER」制定

サイボウズ株式会社

サイボウズは、グループなどの小規模なチームから大企業のチームまでを対象とした、さまざまなコラボレーションツールを開発・運営する会社です。サイボウズは優秀な人材を会社に定着させるため、さまざまなワークスタイルを支援することでも有名な企業です。
2012年からは副業を認めており、しかも会社に報告する義務もないので副業しやすい環境が整えられています。

参考:cybozu-多様な働き方へのチャレンジ

株式会社エンファクトリー

エンファクトリーは「『ひと・もの・こと』を合わせ、“生きる”をデザインすること」をモットーに、ショッピング事業などを展開している企業です。
この企業はなんと「専業禁止」です。

もちろん社員全員が必須というわけではないのでが、副業を通して自ら稼げる力、生きる力を付けてもらい、それを会社に生かしてもらおうという思いから生まれた制度です。
参考:株式会社エンファクトリー-人材理念

株式会社メルカリ

メルカリは世界的なマーケットプレイスを創るという理念のもと、フリマアプリ「メルカリ」を運営している企業です。
社員がクリエイティブな活動をすることで会社に貢献できるように、フレックスタイムをはじめとするさまざまな制度を導入しています。
副業も認めているどころか推奨しており、書籍の執筆のほか、副業サイトの運営まで推奨しています。
参考:株式会社メルカリ-採用情報

株式会社Loco Partners

Loco Partnersは、個性的な旅館やホテルに特化した会員制宿泊予約サービスサイト「Relux」を管理・運営しているインターネット総合旅行代理店です。旅行と旅行をするお客様を大切にすることという理念の追求のためには、社員のスキルアップが不可欠との考えを持ち、成果重視型の自由闊達な社風。「社員のスキルアップができるのであれば副業OK」がモットーです。
参考:株式会社Loco Partners-採用情報

株式会社ウィルゲート

ウィルゲートはコンテンツマーケティングやメディア作成などの事業を展開する会社です。社名の由来にもなっている「一人ひとりの『will』を実現すること」を企業理念としています。社員が自立・協調できる人になるための支援に力を入れており、社外の仕事による個人の成長が会社の成長につながるという考えから、副業を認めています。
参考:株式会社ウィルゲート-人事制度

オイシックス株式会社

オイシックスは、食材の宅配業務をメインとした事業を営んでいる企業です。

本人の申し出があり、会社が認めた場合に副業や兼業を認めています。制約付きではありますが、副業や兼業を認めることで、優秀な人材を採用しようという狙いや、副業や兼業により得た広い視野を会社でも役立ててほしいという思いもあるようです。

参考:通信新聞-NO残業、副業OK、福利厚生の充実、時短勤務。EC企業の取り組みから学ぶ社員力アップ術

リクルートホールディングス

リクルートグループはもともと求人広告から始まり、現在は人材をはじめ、さまざまな分野のマッチングサービスを行う企業グループです。

本業と競合しないことや、会社から承認を得ることが条件ですが、副業を認めています。起業している人のダブルワークもOKで、リクルート出身の起業家が多いのもうなずけます。
参考:リクルートホールディングス

株式会社Goodpatch

GoodpatchはグローバルなUIをデザインする会社です。
この会社では19時に終礼があり、基本は残業をせずに家族との時間を過ごしたり、従業員一人一人の成長の時間に充てたりしてほしいという思いがあります。その従業員一人ひとりの成長の手段として、副業も認めています。ほとんどの人が、19時の終礼までには仕事を終えているといいます。

参考:株式会社Goodpatch

株式会社LIB

LIBはキャリア女性のための転職サービスなど、主に女性のキャリア支援を行っている企業です。なんと、社員の4割が副業を持っているとのこと。ここまで副業が根付いている会社も珍しいのではないでしょうか。起業していても、ほかの会社で働いていても、それで成長してくれればよいのだそうです。まさに本業のキャリア支援を従業員にも行っていますね。

参考:株式会社LIB

まとめ

いかがだったでしょうか。大きな企業も副業を認めているところが多いですね。

昔は、副業は本業の仕事に差し支えるので認めないというところが大半を占めていました。副業を認めていたとしても、本業が傾き賃金をカットせざるを得なくなったので、その補てんとしてしかたなく認めているところが多くありました。
しかし今、副業を認めている会社は「副業をすることで従業員が成長し、それが会社の成長につながる」と、むしろプラスにとらえています。
ロート製薬などの大きな企業が副業を認め出したことや、ワークライフバランスが重要視されてきている状況を考えると、副業を認める企業は今後も増えていくかも知れませんね。

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『バックオフィスの基礎知識』編集部
株式会社BEC内で、Gozal(ゴザル)の編集制作を担当する部門です。社会保険労務士/弁護士/税理士などの専門家執筆陣とともに、中小企業の労務・給与計算担当の方が実務上感じる不安を払拭できるよう、情報発信しています。「こんな記事を読みたい!」とTwitterやFacebookでメッセージいただければ、可能な限り執筆いたします。