<社労士の横顔シリーズ> 堀拓磨氏(社会保険労務士事務所 千代田社労士事務センター)

執筆: 『人事労務の基礎知識』編集部 |

東京北社会保険労務士事務所 堀拓磨氏

全国各地の社会保険労務士に、その人となりを聞くインタビュー。今回は、東京都にある「社会保険労務士事務所 千代田社労士事務センター(旧:東京北社会保険労務士事務所)」代表、堀拓磨氏の話を伺います。

人事労務管理の縮図だった、工場の原価管理。

ー 今回は、よろしくお願いします。まず最初に、社労士になったきっかけを教えていただけますか?

よろしくお願いします。

私は、大学卒業後自動車部品メーカーに就職し、営業として主に自動車メーカーへの新製品の提案や価格折衝等を行っていました。扱っていた部品は既製品ではなく相手先の自動車に合わせたいわゆるオーダーメイド品といってよいものです。

客先との価格折衝の場面において、より良い条件で価格交渉を進めるためには、相手が納得できる説明をしなければならないのですが、そのためには自社製品がどのようにして出来上がるのかを勉強しなければなりません。つまり原価の勉強をするわけです。

原価を勉強する過程で、人件費を削減するために、工場の管理担当者がどれだけ涙ぐましい努力をしているのかを肌で感じました。個々の労働者の熟練度や資格の有無などの制約を勘案しながら、正社員、アルバイト、パートなどを組み合わせ、無駄が無いように効率よく人員を配置する。当然、深夜業の制限や残業時間の管理など、法律の制約もクリアしなければなりません。それはまさに人事労務管理の縮図の様相でした。

もともと独立志向のあった私でしたので、この人事労務管理を学び、それを仕事にしたいと思うようになり社会保険労務士試験を受験しました。合格後は実務経験を積むため、社会保険労務士法人に転職し、のちに法人社員(一般の会社でいうところの役員)に抜擢されましたが、初心に帰り、平成25年に独立することになりました。

就業規則の作成・改定を依頼されたら、実質0円を目指すのがポリシーです。

ー どのようなお仕事が多いですか?

業種、規模に関係なく様々な顧問先とお付き合いさせていただいております。依頼内容としては、就業規則の作成・改定からお話をいただくことが多いです。

まずは事前にお客様の要望をヒアリングさせていただくのですが、その中で、受給できそうな助成金や社会保険料を今よりも適正なものとできる要素を聞き取り、提案も行っています。

就業規則の作成や改定には当然費用がかかるのですが、助成金や社会保険料の適正化により実質0円になることを目指すのが当事務所のポリシーです

ー 経営者の方にとって、力強いお言葉ですね!

「会社の経営状況が健全であることこそが、社員の幸せに結びつく」

ー 読者の方に、堀さんがお仕事をする上での考え方や、メッセージをお伝え下さい。

日本では、労働基準法、労働組合法、労働契約法、労働安全衛生法、男女雇用機会均等法や高年齢者雇用安定法など、労働者を守るための法律がたくさんあります。しかし、いわゆる「ブラック」企業といわれる、これらの法律を守らない会社が存在しているのも事実です。また一方で、職務に専念しない、協調性がなく職場環境に悪影響を与える、SNSなどで不適切な投稿をし企業イメージを損ねる、など、問題のある労働者が存在することもこれまた事実です。

「会社が法律を守らないこと」であろうと「労働者の問題行動」であろうと、会社が潰れてしまったら、社長も役員もそこで働く労働者とその家族も、生活の糧を失うことになってしまいます。会社の経営状況が健全であることこそが、社員の幸せに結びつくものであると私は考えます。

東京北社会保険労務士事務所は「会社側に立って」をコンセプトにしております。もちろんここで言う「会社側」とは、「社長」と「そこで真面目に働く社員」、という意味です。

そのコンセプトのもと、労務トラブルの解決及び防止、就業規則の作成、各種助成金の受給手続及び労働社会保険の各種手続を通じて、皆様の発展に貢献いたします。広範で複雑な人事労務管理は是非、東京北社会保険労務士事務所にお任せください。

ー ありがとうございました。

「東京北社会保険労務士事務所」について

顧問契約をした場合に受けられるサービス

顧問契約は、月額一定料金を頂戴し、日常的に発生する人事・労務問題についての相談にご対応する他、下記のようなサービスをご提供します。

  • 労務トラブル、社会保険、労働保険、労働関係法その他人事労務に関する相談
  • 社員の入社/退職時の雇用保険、社会保険(健康保険・厚生年金)の資格取得/喪失の手続き
  • 社員の業務上/通勤途中のケガ(いわゆる労働災害(労災))の発生時に生じる手続き
  • 社員の扶養家族が増加/減少した時(結婚・出産・離婚・死亡など)に生じる健康保険証の変更手続き
  • 社員の住所や姓名に変更があった時(結婚など)の雇用保険・社会保険などの変更手続き
  • 会社の移転、支店や拠点の増減に関連した、労働・社会保険上の手続き
  • 社会保険料を計算して、一年に一度申告する「算定基礎届」の手続き
  • 労働保険料の1年間分の保険料を計算して申告する「年度更新」の手続き
  • 社員の健康保険関連の給付(出産一時金・傷病手当金)手続き
  • 社員の雇用保険関連の給付(育児休業給付金・介護休業給付金)手続き

※個別のお客様ごとに、サービス内容をカスタマイズすることができますので、ご興味を持たれた方は、下記連絡先からお気軽にお問い合わせ下さい。

顧問契約の料金

初期費用は不要です。従業員の方の人数に応じて、以下の通り報酬をいただきます。

人数報酬月額
10人未満21,500円
10~19人25,500円
20~29人35,500円
30~49人45,500円
50~69人55,500円
70~99人65,500円
100~149人75,500円
150~199人85,000円
200~249人95,000円
250~299人105,000円
300~349人115,000円
350~399人125,000円
400~499人135,000円
500人以上別途見積

顧問契約外のサービス内容・料金

ー 顧問業務以外で、依頼の多い仕事Best3を教えてください。

【1位】助成金の申請

雇用保険料の保険料負担は、会社と労働者の折半ではないことにお気づきですか? 平成28年度の雇用保険料率で言うと、事業主負担が7/1000、労働者負担が4/1000となっており、 0.3%分事業主が多く負担しているのです。そう、この0.3%分が雇用二事業(いわゆる助成金)の原資に充てられているのです。ですから、これを利用しないことは、 保険料をドブに捨てていることと同じです。一般の融資と異なり、助成金は返済の必要がありません。更に、助成金は、労働者の雇用機会の増大や雇用の安定を図ること、労働者の職業能力を開発し向上させることが目的であるため、事業主と労働者がWin-Winの関係を築ける、大変素晴らしい制度です。 ※原則として着手金無料の受給額連動制で、原則受給額の20%を申し受けています。

 

【2位】社員の毎月の給与計算や勤怠管理業務

以下に該当するなら、ぜひご相談ください。

  • 面倒な集計、入力業務から解放されたい
  • 税法改正、社会保険料率の変更について行くのが大変
  • 不注意によるリスクを回避したい
  • 人件費を削減したい
  • 人事担当者を本来のコア業務へシフトさせたい
  • 役員や他の従業員の給与を知られたくない
  • 給与システムのメンテナンスにコストがかかる

☆毎月の給与計算の料金

タイムカードの集計ありタイムカードの集計なし
月額基本料金20,000円20,000円
従量制料金800円/人500円/人

☆賞与計算の料金

基本料金20,000円
従量制料金400円/人

☆年末調整関連入力代行の料金

基本料金なし
従量制料金1,000円/人

 

【3位】就業規則の作成・改定

社長とそこで真面目に働く社員のために会社を守るオリジナルの就業規則を作成致します。就業規則は社長とそこで働く社員を守るためのルールブックです。「会社を守るためのエッセンス」を満載した就業規則をお作り致します。

☆料金

就業規則の新規作成200,000円~300,000円
就業規則の法令チェック、修正50,000円~100,000円
一部条文の変更のみ基本料30,000円+10,000円/1条文
パートタイム就業規則、育児介護規程、その他の諸規程50,000円~100,000円

問合せ先

事務所名:社会保険労務士事務所 千代田社労士事務センター(旧:東京北社会保険労務士事務所)

住所:〒101-0045 千代田区神田鍛冶町3-7-21天翔神田駅前ビル901

業務対応可能エリア:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県

営業時間:平日 9:00~19:00

電話番号: 03-6311-0727

メールt.hori@tokyokita.com

Webサイトhttp://www.geocities.jp/tokyokita_t_hori