【2024年最新】給与計算におすすめの本10冊を厳選!
執筆: Saas辞典編集部 | |
この記事を読んでいるあなたは、給与計算を勉強できる本を探しているのではないでしょうか。
給与計算は正しい給与の支払いを行うためにも非常に重要な業務ですが、慣れていないと、法律や手続きの方法など複雑で理解するのが難しいです。
そのため、多くの出版社から給与計算をわかりやすく行うための本が出版されています。
この記事では、 2022年に出版された最新の本を含む給与計算におすすめの本を対象別に10冊紹介していきます。
さらに、給与計算を行う上で必要な基礎知識と情報についても説明しています。
ぜひ参考にしてください。
- 最新の給与計算におすすめの本10冊を紹介!
- 給与計算の勉強におすすめの本は「4年版 初心者にもよくわかる 給与計算マニュアル」
- 経理担当者(初心者~ベテラン)におすすめの本は「令和4年度版 やさしくわかる給与計算と社会保険事務のしごと」
- 給与計算に困ったときにおすすめの本は「こんなときどうする!?PART2 社会保険・給与計算“困った”に備える見直し・確認の具体例」
- 給与計算の基本知識や必要な情報についてもわかる
○この記事をお読みの方にはコチラの記事もおすすめです。
給与計算とは
給与計算とは、従業員(正社員、契約社員、アルバイトなど)に支払う毎月の給与を計算する業務のことです。
雇用形態や就業規定などに基づいて、勤怠情報、手当などを計算し、保険料や税込を差し引いて最終的な金額を算出します。
計算方法が複雑で従業員や月によって給与項目が変わるので大変な作業でありながら、ミスが許されないとても重要な業務です。
給与計算の勉強におすすめの本4選!
それでは、給与計算おすすめの本を10冊紹介していきます。
まず始めに給与計算に関する知識が浅い人、給与計算業務の基本について知りたい人向けにおすすめの本を4冊紹介します。
この4冊は実務担当者以外が読んでも理解できるようにわかりやすく解説しているので、給与計算の基礎を抑えられる本です。
4年版 初心者にもよくわかる 給与計算マニュアル
出典:https://www.horei.co.jp/
この本を出版している日本法令社は、1948年に設立された歴史のある企業で省庁申請書や法令用の書類の製造・販売をしています。
そんな同シリーズは30年以上続くロングセラー本で、これまでにたくさんの人に参考にされてきました。
実績やノウハウをもとに具体的な計算例を紹介しながらわかりやすく解説しているので、 給与計算の初心者やあまり知識がない人におすすめです。
また、全192ページとコンパクトに収まっているため、手にとりやすい点も特徴と言えます。
さらに、今年の5月に発刊されたばかりで最新の情報についても盛り込まれています。
- 給与計算の基本から勉強したい人
- 給与計算に関する最新情報が掲載された本を読みたい人
出版社/著者 | 日本法令/日本法令 |
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発刊日 | 2022/5/21 |
ページ数 | 192ページ |
価格 | 2,200円(単行本) |
2022年版 まるわかり給与計算の手続きと基本
出典:https://www.rosei.jp/
給与計算の実務をサポートすることに焦点を置いている本です。
給与計算業務において間違いがちな場面、担当者が戸惑う場面などについて、フローチャートを用いてわかりやすく解説しています。
また、さまざまな角度から業務のシミュレーションを行っており、日々の給与計算業務を効率的に行うためにも役立つ内容です。
その他、実務上の留意点や社会保険の基本など、給与計算を行うときのポイントも紹介されています。
そのため、 これからの給与計算業務に携わる人や始めたばかりの人にとっておすすめです。
- 給与計算の実務に寄り添った本がほしい人
- 給与計算のコツを抑えたい人
出版社/著者 | 労務行政/竹内 早苗 |
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発刊日 | 2022/2/2 |
ページ数 | 272ページ |
価格 | 2,200円(単行本)/2,090円(電子) |
基本と実務がよくわかる 小さな会社の給与計算と社会保険21-22年版
出典:https://www.natsume.co.jp/
主に中小企業に勤めている、 初めて経理(給与計算)を担当する人に向けて参考になる本です。
第1章と第2章で給与計算の基礎知識と年間スケジュールを図解でやさしく解説しているので、予備知識がなくても安心して読めます。
第3章以降では、実際の業務に沿って書式の書き方や手続き方法を丁寧に紹介しているため、困ったときに読めばすぐに役に立ちます。
さらに、状況に応じたサンプル例が満載なので、給与計算のマニュアルとしても活用できるでしょう。
また、本の価格も1,480円と他と比べると安価なので、コスト面でも優れていると言えます。
- 中小企業に勤めている経理(給与計算)の担当者
- 給与計算に関するマニュアルを知りたい人
出版社/著者 | ナツメ社/青木 茂人、今 和弘 |
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発刊日 | 2021/7/16 |
ページ数 | 312ページ |
価格 | 1,480円(単行本) |
最新 知りたいことがパッとわかる 給与計算の事務手続き・届け出ができる本
出典:http://www.sotechsha.co.jp/
この本はAmazonで70以上のレビューが投稿され、評価が4.1と高い支持を受けています。
実際に給与計算をやっている人の口コミも多くあり、 初心者でもわかりやすい、見やすくて使いやすいと好評です。
これまでに給与計算業務を行ってきた人からのお墨付きがあるため、どの本が良いか決めきれないときは選んでも良いでしょう。
また、全10章のうち6章が給与計算の内容となっているので、特に給与計算について知りたい人にもおすすめです。
- 実際に本を活用した人の声(レビュー)を参考にして選びたい人
- 給与計算の手続きをざっと知りたい人
出版社/著者 | ソーテック社/多田 智子 |
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発刊日 | 2017/4/8 |
ページ数 | 280ページ |
価格 | 1,738円(単行本)/1,651円(電子) |
初心者からベテランまで経理担当者におすすめの本4選!
次に給与計算業務を実際に行っている経理担当者にとっておすすめの本を4冊紹介します。
初心者のスキルアップから基礎固め、ベテランでも再確認や教育資料まであらゆる場面で活用できます。
今よりもう一歩給与計算について詳しい知識をつけたい人にも参考になる本です。
令和4年度版 やさしくわかる給与計算と社会保険事務のしごと
出典:https://www.njg.co.jp/
給与計算だけでなく、給与計算と関連が深い社会保険制度の仕組みや労働基準法の規定などについての必須知識もまとめてある本です。
給与計算と社会保険事務が関連づけられており、1年のスケジュールに沿って解説しているのが特徴です。
そのため、仕事の流れとともに理解が進み記憶にも定着しやすいため、ミスが減りやすくなります。
さらに、 法律に関する知識もやさしく説明されているので、初心者からベテランまで経理担当者のスキルアップにもつながります。
また、初版から20年が経ち「本当に使える」と好評の給与計算の定番本です。
- 給与計算だけなく、社会保険制度や労働基準法についても学びたい人
- 仕事の流れともに給与計算について理解したい人
出版社/著者 | 日本実業出版社/北村 庄吾 |
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発刊日 | 2022/4/30 |
ページ数 | 252ページ |
価格 | 1,650円(単行本) |
この1冊でスラスラ! 給与計算大全
出典:https://www.jiyu.co.jp/
給与計算に関する内容をわかりやすく盛り込んだ本で、ページ数が300を超える充実の1冊です。1冊で給与計算に関する内容を網羅しているため、初心者からベテランまで全ての担当者にとって参考になります。
また、巻末には給与計算関連の公的書面と資料が付録についているので、給与計算で必要な書類を確認もできます。
なお、著者の岡氏は「勤務ナビ(勤怠管理システム)」の共同開発者で、国内の大手システム開発会社で社労士を務めているので実務の理解も深いです。
- 1冊で給与計算の概要を理解したい人
- 給与計算関連の書類一覧をまとめて見たい人
出版社/著者 | 自由国民社/岡 久 |
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発刊日 | 2021/10/13 |
ページ数 | 312ページ |
価格 | 2,200円(単行本)/ 2,090円(電子) |
改訂2版 最新 小さな会社の給与計算と社会保険事務がわかる本
出典:http://www.sotechsha.co.jp/
会社に経理担当者が他にいない場合、上司から教えてもらうことができない環境でも 給与計算を1人でこなせるように解説した本です。
特に小規模の企業に勤めると上記のような状況に遭遇しがちですが、いずれにせよそのときは自分でやり方を覚えるしかありません。
各手続きにおいて必要な書類とその書き方の注意点のサンプルを可能な限り記載しているため、経験のない作業や不明な点も調べて解決できます。
また、多忙で手が回らない企業の担当者にとっても、教育本として参考になります。
- 給与計算で迷うことや悩むことが多い人
- 給与計算を行う上で、必要書類や書類の書き方の迷いをなくしたい人
出版社/著者 | ソーテック社/井上 修、山田 智絵 |
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発刊日 | 2020/2/22 |
ページ数 | 256ページ |
価格 | 1,540円(単行本)/1,463円(電子) |
マイナンバー制度対応/給与計算の事務がしっかりできる本
出典:https://kanki-pub.co.jp/
給与計算については覚えることや重要な点は複数ありますが、この本では以下の4つポイントに絞って解説しています。
- 給与計算をスムーズに行う方法
- 給与計算に必要な労働法の知識
- 給与計算に必要な社会保険の手続き
- 給与計算に必要な所得税の知識
- マイナンバー制度の対応について知りたい人
- 給与計算についてポイントを絞った内容の本を読みたい人
出版社/著者 | かんき出版/有限会社人事・労務 |
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発刊日 | 2016/6/15 |
ページ数 | 264ページ |
価格 | 1,760円(単行本)/1,584円(電子) |
給与計算に困ったときに参考にしたいおすすめの本2選!
最後に、給与計算実務を行うなかで起こりやすい失敗や対応が難しいケースの実例を紹介している本を2冊紹介します。
これまでの8冊とは異なり実務に即した内容になっているので、ある程度給与計算に関する知識や経験がある人におすすめです。
過去の失敗事例などを知ることで事前防止にもつながるため、1冊持っておくと便利な本です。
こんなときどうする!?社会保険・給与計算 ミスしたときの対処法と防止策30
出典:https://www.rosei.jp/
給与計算に限った話ではないですが、初心者でもベテランでもミスは付き物です。
この本では 給与計算でミスをしてしまったときに落ち着いて対処し、再発を防ぐための方法を状況別に全部で30のケースについて紹介しています。
よくある失敗事例をピックアップしているので、事前にこの本を読むことでいざというときに対応もできるでしょう。
また、本の購入特典として、抜け漏れを防ぐための業務チェックリストと社内書式がダウンロードでき、こちらも活用できます。
- 給与計算でありがちなミスについて知っておきたい人
- 給与計算のミスをしたときの対処方と防止策を知りたい人
出版社/著者 | 労務行政/宮武 貴美 |
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発刊日 | 2018/8/3 |
ページ数 | 200ページ |
価格 | 2,200円(単行本)/ 2,090円(電子) |
こんなときどうする!?PART2 社会保険・給与計算“困った”に備える見直し・確認の具体例20
出典:https://www.rosei.jp/
上記で紹介した本の続編です。
この本では、給与計算に関連する業務で実際に起きたら困ってしまうケースを紹介し、それを防ぐための方法を解説しています。
具体例の多さとそのわかりやすさが、実務担当者から好評で人気の本です。また、調べてもなかなか出てこない内容についてもまとめられているので、経理・人事担当者は1冊持っておくと役に立つ本と言えます。
- 給与計算で不安や戸惑いを解消したい人
- 給与計算に関連する業務で困らないように情報を集めたい人
出版社/著者 | 労務行政/宮武 貴美 |
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発刊日 | 2021/3/15 |
ページ数 | 216ページ |
価格 | 2,420円(単行本)/ 2,299円(電子) |
給与計算に必要な基礎知識
給与計算を行うにあたって、必要になる基礎知識を紹介します。
特に初心者は見落としてしまうことが多いので、しっかりと頭に入れることが必要です。
順番に見ていきましょう。
賃金支払い5原則
給与計算は労働基準法の第24条で定められた 「賃金支払い5原則」 に基づいて行う必要があります。
賃金支払い5原則とは、従業員に対して確実に給与の支払いが行われるように定められている原則のことです。
賃金支払い5原則の内容は以下の通りです。
- 原則として通貨で払う
- 原則として直接払う
- 原則として全額を払う
- 原則として毎月1回以上払う
- 原則として一定の期日を定めて払う
個人情報の取り扱い
給与計算を行うときに扱うデータは、従業員の氏名や住所など個人情報が多いです。
そのため、限られた担当者だけがデータを取り扱っているということを強く意識しなければなりません。
個人情報を口外しないことは当然ですが、 個人情報が漏えいしないように管理を徹底することも求められます。
万が一のことがあると大きなトラブルが起きる可能性が高いので、細心の注意を払う必要があります。
最低賃金の情報
最低賃金は地域別で分かれていますが、毎年見直しが入り更新されています。
そのため、最低賃金で従業員を雇っている場合やアルバイトやパートの時給が最低もしくはそれに近い場合は注意が必要です。
最低賃金以下で働かせてしまうと違法行為に該当するので、厚生労働省のホームページから最新の情報を確認するようにしましょう。
給与計算に必要な情報
給与計算を行うときには、事前に用意しておくべき情報があります。
給与計算のやり方は企業ごとに異なるため、一般的に必要とされる情報を紹介します。
また、用意するとともにこれらの内容についてしっかり理解することが大切です。
就業規則(給与規定)
就業規則とは、従業員の労働条件について定められた規律やルールをまとめた規則のことです。
常時10人以上を雇う場合は作成が義務付けられており、ほとんどの企業が独自の就業規則を作成しています。
そして、就業規則のなかに給与規定が設けられていることが多いです。
就業規則や給与規定には、給与計算に必要な以下の項目が記載されています。
- 始業、終業時間と休憩時間
- 休日の定め
- 賃金の決定方法
- 基本給
- 各種手当
- 時間外労働
- 給与支払いの締め日と支給日
従業員の情報
給与計算をするには従業員の情報が必要です。
例えば、役職や年齢、勤続年数などによって基本給が決まり、家族体系や保有資格によって手当が異なります。
給与計算に必要な従業員の情報は主に以下の通りです。
- 生年月日、氏名
- 住所
- 扶養家族の有無
- 入社年月日
- 役職
- 振込口座
勤怠に関する情報
給与計算には労働時間、時間外労働(残業時間)、休日出勤、遅刻早退、欠勤などの各従業員の勤怠情報が必要です。
企業によって異なりますが、エクセルや勤怠管理ソフトなど何らかの方法で勤怠管理をしています。
そのため、自社の勤怠管理方法を把握し、従業員の勤怠情報を手元に用意しなければなりません。
給与計算の本のまとめ
今回は、給与計算について勉強したいときにおすすめの本を10冊紹介し、給与計算を行う上で必要な基礎知識と情報を合わせて説明してきました。
どの本が参考になるかは、置かれている状況や現在の知識量で変わります。
本の体裁や構成、書き方などでそれぞれ自分に合う本と合わない本があると思うので、近くの本屋に立ち寄り中身を確認してから決めても良いかもしれませんね。
なお、紹介した一部の本はAmazonなどで試し読みもできます。
最初のうちは覚えることも多く聞き慣れない言葉もたくさん出てくるかもしれませんが、頑張っていきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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