【2024年最新】おすすめの会計ソフト10選を徹底比較!|導入メリットや選ぶときのポイントは?
執筆: Saas辞典編集部 | |
会計ソフトとは、事業者におけるお金の動きを記録・管理し、データを自動で集計のうえ帳簿などの書類が作成できるシステムです。
会計ソフトを導入すれば、作業効率の向上や担当者の負担軽減といった多くの効果が期待できます。
しかし、さまざまな企業から会計ソフトが提供されているので、どれを選べばいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、会計ソフトの機能と種類から、導入メリット、選びのポイントや導入事例などを説明していきます 。ぜひ参考にしてください。
- 会計ソフトの主な機能は、仕訳・記帳、総勘定元帳・決算書の作成、経営分析など
- 会計ソフトには、クラウド型とオンプレミス型の2種類がある
- 会計ソフトを導入するメリットは、業務の効率化や税制改正への対応など
- 会計ソフトを選ぶときのポイントは、導入形態、サポート体制、操作性
- 法人におすすめの会計ソフトは「マネーフォワード クラウド会計」
- 個人事業主におすすめの会計ソフトは「やよいの白色申告・青色申告 オンライン」
会計ソフトの機能と種類
会計ソフトとは、事業者(法人・個人)におけるお金の動きを記録・管理し、データを自動で集計のうえ帳簿などの書類が作成できるシステムのことです。システム上で勘定科目の仕訳・集計ができることから会計業務における負担が減るため、大企業から中小企業、また個人事業主と幅広く利用されています。
まずは、そんな会計ソフトの機能と種類からみていきましょう。
会計ソフトの機能
一般的な会計ソフトに搭載されている機能は以下の通りです。
- 仕訳(複式簿記)・記帳
- 見積書・請求書・納品書の作成
- 試算表の作成
- 総勘定元帳・決算書・固定資産台帳などの作成
- 入出金・資金繰り管理
- 経営分析(損益分岐点・キャッシュフロー計算・財務諸表比較・レポート集計など)
- 税申告・法令への適応サポート
ソフトによって搭載機能や機能の幅は異なりますが、いずれも会計業務の効率化に貢献してくれます。
会計ソフトの種類
会計ソフトは「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類のいずれかによって提供されています。
それぞれの特徴を表にまとめました。
クラウド型 | オンプレミス型 | |
---|---|---|
導入形式 | クラウド上のソフトを利用※インターネット環境必要 | パソコンにインストールして使用※インターネット環境不要 |
使い方・デバイス | ブラウザ・アプリからログインして利用※パソコン・スマホ・タブレットで利用可能 | ソフトをパソコンにインストールして利用※基本的にはパソコンのみで利用 |
対応OS | Windows・Mac | Windows※一部Macでも利用可 |
費用形態 | サブスクリプション | ソフトの本体価格 |
利用費用 | 初期費用:0円の場合が多い 継続費用:月額or年額 | 初期費用:ソフトの本体価格 継続費用:バージョンアップ必要時 |
操作画面 | 初心者向けで使い勝手が良いものが多い | 経理担当者向けで複雑な機能が多い |
クラウド型は導入費用がかからずインストールが不要、インターネット環境があれば場所・デバイスを問わず利用できます。
また、経理の知識がなくても比較的簡単に使えるように設計されています。
一方で、オンプレミス型はソフトがインストールされたパソコンのみで利用可能で、専門的な仕訳に対応し、ランニングコストが低くなるのが特徴です。
会計ソフトを導入するメリット
会計ソフトを導入するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは代表的なメリットとして挙げられる3つの項目を紹介します。
順番に見ていきましょう。
業務の効率化
会計ソフト導入の大きなメリットと言えるのが業務の効率化です。
簡単に挙げるだけでも以下のような効果が期待できます。
- 計算・入力ミスの減少・防止
- 帳簿のズレ、実際の金額との相違などの原因追究の短縮
- 帳簿作成時間の減少
- 会計初心者でも業務が可能
- 属人化や不正行為の防止
例えば、帳簿を付けると言っても、仕訳帳や売掛帳などがあるため1つではなく、これらを手作業やExcelで行うには非常に時間がかかるでしょう。
また、業務を行うには専門知識が必要になるうえに、人的作業であることから計算ミスを避けることは難しいです。
しかし、会計ソフトを導入すれば銀行口座やクレジットカードなどと連携すれば自動帳票も可能で、簡単に操作できるものも多いので、誰にでも扱えます。
直接入力する作業も減るため、業務は効率化され計算・入力ミスも少なることも期待できるでしょう。税制改正への対応
2019年から軽減税率が導入および消費税率の10%への引き上げ、また2021年には新収益認識基準という新しい会計ルールが設けられました。
また、2022年1月に改正電子帳簿保存法が施行され、2023年10月からはインボイス制度が開始予定です。
こういった会計業務に関する税制改正が行われると、内容を確認して書類や書式のフォーマットなどを変更しなければなりません。
会計ソフトを導入していると、改正に合わせて自動でシステムがアップデートされます。そのため、面倒な作業を行う必要がなく、うっかり違法となってしまうこともないでしょう。
自計化による経営改善
会計業務を手作業で行う場合や税理士に依頼している場合と比べ、会計ソフトがあると自社の経営情報をタイムリーに数値化された状態で把握できます。また、分析データや売上レポートなども表示できるので、重要な意思決定を迅速に進めることが可能です。
例えば、以下のような項目が挙げられるでしょう。
- 過去の数字に基づいた予算管理・先行投資
- 会社を運営するために必要な資金繰りの状況把握
- 将来的な業績の見通しが立てやすい
- 経理状況の整理が行いやすい
会計ソフトを選ぶときのポイント・注意点
会計ソフトと一口に言っても、各社からさまざまな特徴を持った異なるソフトが提供されています。
そのため、自社にとって最適な会計ソフトを探すのは大変な作業とも言えるでしょう。
ここでは、会計ソフトを選ぶときのポイントおよび注意点を3つ紹介します。
導入の失敗を避け、効果的にソフトを活用できるように参考にしてください。
クラウド型かオンプレミス型か
会計ソフトにはクラウド型とオンプレミス型があることを上述しましたが、それぞれが持つ特性が異なるため、どちらを選ぶかは重要なポイントです。
- 直感的に操作できるように設計され経理初心者でも使いやすい
- バージョンアップ作業が不要で常に最新の状態で利用できる
- スマホやタブレットからでも使えるため移動中やオフィス外でも作業可能
- 複数人での共有が容易で同時に業務を行うこともできる
- ランニングコストが低いため利用期間が長いほどコストパフォーマンスが高くなる
- インターネット環境を必要とせずオフラインでも利用できる
- セキュリティの安全性が高くネットワークからの情報漏えいを防げる
- 複雑な税務処理・入力にも対応し、機能も豊富な場合が多い
また一般的には、企業規模が大きいほどオンプレミス型を、スモール企業や個人事業主はクラウド型を利用していることが多いと言われています。
そのうえで、自社の状況とソフトの特徴を照らし合わせることで、最適な方を選ぶと良いでしょう。
サポート体制は十分か
使い方がわからない、このケースはどう処理すればいいのかといった疑問から何かしらのエラーなどソフト導入後にトラブルが起こることもあるでしょう。
そのため、多くの会計ソフトでは以下のようなサポートサービスが用意されています。
- 電話
- メール
- チャット
- 遠隔操作
- セミナー
- トラブル対応集(動画)
また、これらのサポートはクラウド型とオンプレミス型によって提供の形が異なることが多いです。
- クラウド型:ソフトの利用料に含まれており、プランによってサポートの手厚さが変わることが多い
- オンプレミス型:ソフトとは別に保守契約を結び、サポートを受けることが多い
このようにどこまでサポートを求めるかによって、導入に必要なコストが変動します。
無料プランの場合はサポート対応が最小限になっている場合が多いため、初めて会計ソフトを導入する場合は注意が必要です。
サポート内容・体制をしっかり確認してから、最適なプランを選びましょう。操作性に問題はないか
会計ソフトは日常的に使うことになるので、操作の相性が良いソフトを選びましょう。
いずれのソフトも使いやすいような設計・工夫がされていますが、特定のユーザーを対象にしている場合があるので注意が必要です。
例えば、知識が少ない人が対象のソフトは専門用語を使わずシンプルな設計になっていますが、経験者にはかえって使いづらく感じることもあります。
そのため、 無料プラン・トライアルを活用して複数のソフトを使って使い勝手を比較してみるのがおすすめです。
おすすめの会計ソフト比較表
これから紹介するおすすめの会計ソフトについてわかりやすいように比較表にまとめました。
全体の概要をまとめてあるので、参照ください。
ソフト名 | 初期費用 | 年額料金 | 特徴 |
---|---|---|---|
マネーフォワード クラウド会計 | 0円 | 35,760円~ | 給与計算や請求書作成なども追加料金なしで利用できる |
弥生会計オンライン | 0円 | 26,000円~ | 無料キャンペーンにより最長2年間無料で利用可能 |
freee会計 | 0円 | 23,760円~ | 会計や簿記の知識がない初心者であっても簡単に使える |
勘定奉行i11 | 250,000円~ | 証憑保管オプション:年間利用料96,000円~ | ユーザーの声の反映や最新技術の導入により、使いやすいさ抜群 |
会計王 | 44,000円~ | – | 高品質で手厚いサポートが初年度(最大15ヶ月)無償で付く |
やよいの白色申告 オンライン/青色申告 オンライン | 0円 | 白色:0円~・青色:8,800円~ | 白色申告は永年無料、青色申告は1年間無料キャンペーン実施中 |
マネーフォワード クラウド確定申告 | 0円 | 9,600円~ | パソコン・スマホの両方で利用でき操作性も高い |
クラウド円簿 | 0円 | 0円 | インターネット環境さえあれば全ての機能が制限なく使える |
やるぞ!青色申告 | 8,800円~ | – | 申告書類の縮小イメージがそのまま操作画面になっているため使いやすい |
MJSかんたん!青色申告 | 7,920円 | – | 銀行口座やクレジットカードと連携すれば入力作業が短縮される |
法人におすすめの会計ソフト5選
まずは法人におすすめの会計ソフト5選から紹介していきます。
特徴や参考費用を中心にまとめているので参考にしてください。
それでは順番に見ていきましょう。
ジョブカン会計
出典:https://ac.jobcan.ne.jp/
「株式会社 DONUTS」が提供するラウド会計ソフトです。
パッケージ型のスムーズな操作性をクラウド型でも実現しており、会計帳簿の記入、集計、決済から、電子申請までおこなえます。
複数名で同時操作ができることや、アクティブユーザーが一目でわかることなど、テレワークにも適しています。
クラウド上にデータを保存するので、パソコンの紛失や故障などでデータを失うことがない点も魅力です。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | スタートアッププラン(3ユーザー ):2,500円/月 ビジネスプラン(5ユーザー ):5,000円/月 エンタープライズプラン(上限なし):50,000円/月 |
特徴 | ・パッケージ型のようなスムーズな使用感 ・法改正にも対応 |
無料トライアル | あり(30日間) |
マネーフォワード クラウド会計
出典:https://biz.moneyforward.com/
マネーフォワード クラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供している会計ソフトです。
クラウド会計ソフト満足度No.1を誇り、継続率も99%と利用者からとても好評で、企業規模に合わせたプランも用意されています。
会計・経理業務に加えて、給与計算や請求書作成などのバックオフィス機能もプランに組み込まれており、追加料金なしで利用できるのが特徴です。
また、AIがビックデータをもとに勘定科目の提案をするため、使えば使うほど精度が上がり、自動入力・仕訳が楽になるのも同ソフトの強みと言えますね。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | スモールビジネス(小規模向け):年額プラン35,760円・月額プラン3,980円 ビジネス(中小企業向け):年額プラン59,760円・月額プラン5,980円 クラウド会計Plus(中堅~上場企業向け):要問い合わせ |
特徴 | ・給与計算や請求書作成なども追加料金なしで利用できる ・人工知能(AI)がビックデータをもとに自動入力・仕訳を行う |
無料トライアル | あり:1ヶ月無料 |
弥生会計オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/
弥生会計オンラインは、弥生株式会社が提供している会計ソフトです。
24年連続で売上No.1の実績を誇る代表的な会計ソフトであり、利用者も280万人を突破しています。
特に起業家支援に力を入れており、操作のしやすいデザイン・バックオフィスを効率化するサービスによって本業に集中できるようにサポートしてくれます。
また、現在起業から2年以内なら2年間、2年以上でも1年間は無料できるキャンペーンが実施中なので、試してみてはいかがでしょうか。
無料期間終了後もセルフプランであれば、月額2千円程度で利用できるのでコストパフォーマンスも高いと言えます。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | セルフプラン:年額26,000円 ベーシックプラン:年額35,200円 |
特徴 | ・起業家支援に力を入れており、バックオフィスを全面的にサポート ・無料キャンペーンにより最長2年間無料で利用可能 |
無料トライアル | いずれのプランも起業から2年以内なら2年間、2年以上なら1年間の無料キャンペーン実施中 |
freee会計
出典:https://www.freee.co.jp/
freee会計は、freee株式会社が提供している会計ソフトです。
利用事業者は100万社を突破し、クラウド会計ソフトのシェアNo.1の実績を持っています。
「はじめての会計ソフトならfreee会計」というキャッチコピーからもわかるように、会計や簿記の知識がない初心者であっても簡単に使えるのが特徴です。
専門用語が少なく使いやすいような操作設計になっているため、経験を持った担当者がいない小規模企業などにおすすめと言えるでしょう。
また、レポート機能が充実しているのも1つの魅力で、資金繰り表や資産表など確認したい数字をすぐに手元で見られるので、経営改善に活用できます。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | ミニマム:年額払い23,760円・月額払い2,680円 ベーシック:年額払い47,760円・月額払い5,280円 プロフェッショナル:年額払い477,600円・月額払い47,760円 |
特徴 | ・会計や簿記の知識がない初心者であっても簡単に使える ・レポート機能が充実していて、経営改善に活用できる |
無料トライアル | あり:30日間無料 |
勘定奉行i11
出典:https://www.obc.co.jp/
勘定奉行i11は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供している会計ソフトです。
シリーズ累計69万社の導入実績を誇り、中堅~大企業まで幅広い企業が利用しています。
基本的な会計機能に加えて内部統制、債権管理、office連携など会計業務が便利になるような機能が豊富に搭載されているのが特徴です。
ユーザーの声の反映や最新技術の導入することで、操作性・性能にも追求しているため、使いやすさやわかりやすさに定評がある点も魅力と言えますね。
また、導入後のサポートも充実しており、業務に精通した専任スタッフが迅速に対応できる体制が整えられているので、安心して利用できるでしょう。
種類 | オンプレミス型 |
---|---|
初期費用 | スタンドアロン:250,000円~ Windows版(3ライセンス):1,120,000円~ Windows SQL Server版(3ライセンス):1,320,000円~ |
参考費用 | 証憑保管オプション:年間利用料96,000円~ |
特徴 | ・会計業務が便利できるような機能が豊富に搭載されている ・ユーザーの声の反映や最新技術の導入により、使いやすいさ抜群 |
無料トライアル | Web環境:3日間(土日祝除く)・プログラムダウンロード:無制限 |
会計王
出典:https://www.sorimachi.co.jp/
会計王は、ソリマチ株式会社が提供している会計ソフトです。
発売から27年が経つロングセラー商品で、オンプレミス型ならではの軽くてサクサク使える動作と利便性の高さが利用者から愛用されています。
会計業務の他に、経営分析や資金繰りの管理機能が優れているため、経営の手助けにも期待ができるでしょう。
また、高品質で手厚いサポートも同ソフトの強みの1つで、専属のオペレーターがトラブル解決や疑問などに直接対応してくれます。
利用するには年間3万円のバリューサポートに加入する必要がありますが、初年度(最大15ヶ月)は無償で付いてくるのは嬉しいですね。
種類 | オンプレミス型 |
---|---|
初期費用 | 44,000円~ |
参考費用 | – |
特徴 | ・経営分析や資金繰りの管理機能が優れている ・高品質で手厚いサポートが初年度(最大15ヶ月)無償で付く |
無料トライアル | あり:30日間無料 |
個人事業主におすすめの会計ソフト5選
続いて個人事業主におすすめの会計ソフトを5つ紹介していきます。
個人事業主として活動している方やこれから個人事業主になる方はこちらを参考にしてくださいね。
それでは見ていきましょう。
やよいの白色申告 オンライン/青色申告 オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/
やよいの白色申告 オンライン・青色申告 オンラインは、弥生株式会社が提供している会計ソフトです。
家計簿感覚で初心者でも簡単に使え、簿記知識がなくても申告に必要な書類を自動で作成できるため、はじめて確定申告を行う人におすすめです。
また、e-TaxやMacにも対応している点も嬉しいですね。
なお、白色申告であれば永年無料、青色申告でも1年間無料キャンペーンを実施しているため、ひとまず試してみて損はありません。
有料プランも初年度は半額で利用できることから、不安がある人はサポートが充実しているプランに入り、翌年からプランを切り替えても良いでしょう。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | ■白色オンライン フリープラン:0円 ベーシックプラン:年額4,600円 (次年度9,200円) トータルプラン年額8,400円 (次年度16,800円) ■青色オンライン セルフプラン:1年間無料(期間終了後は年額8,800円) ベーシックプラン:年額6,900円 (次年度13,800円) トータルプラン:年額12,000円(次年度24,000円) |
特徴 | ・簿記知識がなくても申告に必要な書類を自動で作成できる ・白色申告は永年無料、青色申告は1年間無料キャンペーン実施中 |
無料トライアル | 白色フリープランもしくは青色セルフプラン |
マネーフォワード クラウド確定申告
出典:https://biz.moneyforward.com/
マネーフォワード クラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードが提供している会計ソフトです。
入力から申告まで確定申告に必要な機能が揃い、書類の自動作成やスマホアプリからも電子申告にも対応しています。
そのため、取引をすぐに帳簿したい人や移動時間に会計業務を行いたい人におすすめと言えるでしょう。
また、「マネーフォワード ME」アプリと連携すると家計簿データを利用した収支入力や明細からの自動仕訳ができる点もメリットの1つです。
銀行口座やクレジットカードを登録しておけば、手入力が不要になるため大幅な業務の効率化が実現されます。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | パーソナルミニ:年額プラン9,600円・月額プラン980円 パーソナル:年額プラン11,760円・月額プラン1,280円 パーソナルプラス:年額プラン35,760円・月額プラン2,980円 ※一部機能は無料で利用可 |
特徴 | ・パソコン・スマホの両方で利用でき操作性も高い ・マネーフォワード MEアプリと連携することで大幅な業務の効率化 |
無料トライアル | あり:1ヶ月無料 |
クラウド円簿
出典:https://www.yenbo.jp/
クラウド円簿は、株式会社円簿インターネットサービスが提供している会計ソフトです。
インターネット環境さえあれば全ての機能を制限なく無料で使えるのが、同ソフトの大きな魅力でしょう。
Windows・Macの両方に対応しており、バージョンアップにも無料で対応しているため、極力コストを抑えたい個人事業主におすすめです。
また、個人情報の入力は必要がなくメールアドレスさえあれば利用できるので、セキュリティリスクが低い点も特徴と言えます。
さらに、データは関東と関西のサーバーで2重に保管し、通信も暗号化されていることから安心して利用できますね。
種類 | クラウド型 |
---|---|
初期費用 | 0円 |
参考費用 | 全機能が永年無料 |
特徴 | ・インターネット環境さえあれば全ての機能が制限なく使える ・個人情報の入力不要でメールアドレスがあれば利用できる |
無料トライアル | – |
やるぞ!青色申告
出典:https://www.riocompany.jp/
やるぞ!青色申告は、株式会社リオが提供している会計ソフトです。
発売から20年以上が経ち、累計販売本数が85万本を超えているロングセラーで多くの個人事業主から愛用されています。
メール・電話によるサポートを最長15ヶ月受けることが可能で、確定申告期間中は土日祝も対応してくれるなどサポートが充実しているのが特徴です。
また、申告書類の縮小イメージがそのまま操作画面になっているため、直感的で使いやすく利用者からも好評な点も強みと言えるでしょう。
なお、比較的リーズナブルな価格体系ながらも、1製品につき2ライセンスが付与されるため、税理士とデータを共有できるのは嬉しいポイントですね。
種類 | オンプレミス型 |
---|---|
初期費用 | かんたん節税申告パック:8.800円 節税申告フルサポート:10,800円 |
参考費用 | – |
特徴 | ・サポート体制が充実しており、最長15ヶ月間受けられる ・申告書類の縮小イメージがそのまま操作画面になっているため使いやすい |
無料トライアル | なし |
MJSかんたん!青色申告
出典:https://miroku.mjs.co.jp/
MJSかんたん!青色申告は、株式会社ミロク情報サービスが提供している会計ソフトです。
一般的な勘定科目はあらかじめ登録されているため、金額を入力するだけで簡単に記帳作業できるのが特徴です。
銀行口座やクレジットカードと連携すると、入出金のデータが自動で取り込み、取引パターンも学習していくので使えば使うほど入力作業が短縮できます。
無料体験版で全ての機能を30日間利用できるので、操作性や使い心地を試してみると良いでしょう。
種類 | オンプレミス型 |
---|---|
初期費用 | 7,920円 |
参考費用 | – |
特徴 | ・金額を入力するだけで簡単に記帳作業できる ・銀行口座やクレジットカードと連携すれば入力作業が短縮される |
無料トライアル | あり:1ヶ月無料 |
会計ソフトの導入事例
最後に会計ソフトを導入したことで成果・改善につながった法人・個人事業主の事例をそれぞれ紹介します。
ここでは、上記で紹介した「マネーフォワード クラウド会計」と「やよいの青色申告 オンライン」の事例をピックアップしました。
認定NPO法人PIECES/マネーフォワード クラウド会計
出典:https://www.pieces.tokyo/、https://biz.moneyforward.com/case/moneyforward-cloud/070189/
認定NPO法人PIECESは、子どもたちが独立せず優しいつながりが溢れる未来を目指すために、企業・行政に向けて研修などを行っている法人です。
- 経理の知識があるメンバーや税理士にとっては、現行のソフトの使い勝手が悪かった
- 顧問税理士をつける段階でソフトの移行を決断
- 多くの税理士によって見やすいというアドバイスがソフトの決め手
↓ ↓ ↓
- 使用感やUIがなじみやすく、経理メンバーや税理士からも使いやすいと好評
- 以前使用していたソフトよりも他の人との共有が楽になった
- 日々の業務がストレスフリーで行えている
2016年に設立されたPIECESでは、当初1番コストが安く操作性が良いと感じた会計ソフトを使用していました。
組織が増え顧問税理士をつける段階で、経理周りの相談をしたところ、そのソフトは税理士視点では使い勝手が悪いと言われソフトの移行を決断します。
導入後は、以前のソフトと比べても使いやすさや共有のしやすさが向上したことで、日々の業務がストレスフリーで行え、良い影響を与えています 。武田 真由子氏(フォトグラファー)/やよいの青色申告 オンライン
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/interview/user/detail/111/
武田 真由子氏は、フォトグラファーとして活動している個人事業主です。
- アシスタントからフリーランスとして独立するにあたり確定申告などの対応が必要になった
- 初年度の利用料が無料なため経費が節約され、導入のハードルが下がった
- Web上で簡単に完結できるクラウド型でMacに対応していたことが導入の決め手
↓ ↓ ↓
- 経理の知識や確定申告の仕組みがわからなくても、領収書等の数字を入力するだけで帳簿ができた
- 固定資産は即時償却を選択するだけで済み、節税対策も簡単にできる
- これまでに3回青色申告を行ったが問題なく、それほど大変に感じることもなく終わった
武田氏は開業届を出すタイミングが確定申告より遅かったため、初年度はやよいの白色申告を使い、翌年から青色申告に切り替えています。
アシスタント時代は社員だったことから税務処理は会社が行っており、独立したタイミングでは経理の知識がない状態でした。
「かんたん取引入力」という機能を使うと初心者でも帳簿を完成させることができ、固定資産の減価償却も簡単なので、現在でも活用中です。
また、2021年度の確定申告からe-Taxに切り替えたことで、好きな時間帯に提出が可能で印刷・届出の手間がなくなり、さらに申請作業が楽になりました 。会計ソフトおすすめのまとめ
今回は、会計ソフトの機能と種類から、導入メリット、ソフトを選ぶときのポイントを中心に説明していきました。
会計ソフトにはクラウド型とオンプレミス型の2種類があり、近年では利便性の高さからクラウド型のシェアが拡大傾向にあります。
しかし、 どの会計ソフトが合うかは各社や個人の置かれている状況によって異なるため、目的に応じて適切なものを選びましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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