サブスクリプション請求書の発行は大変?簡単にする方法・おすすめのサブスクリプション請求書まで解説
執筆: SaaS辞典 編集部 | |
サブスクリプションとはものを購入するのではなく、料金を支払うことで、必要な時にものやサービスを利用できるもの。
現在、多くのサービスがサブスクリプション形式で提供されています。
しかし、実は料金体系が複雑になりがちなサブスクリプションには請求書の発行が大変という問題点が。
サブスクリプションサービスを提供している企業にとっては、面倒な業務は出来るだけ効率化させたいですよね。
この記事ではそんな問題点を、サブスクリプション請求書の発行が大変な理由から簡単に効率化する方法まで詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
- サブスクリプションの請求書発行が大変な理由は毎月発行する必要があることなど
- サブスクリプションの請求書発行を効率化する方法は請求書発行システムを使うことなど
- サブスクリプションの請求書発行に適したシステムはKIMERAなど
- 請求書発行システムを選ぶポイントは事業形態との相性など
- 請求書発行システムのメリットは請求書発行にかかる時間を大幅に削減できることなど
サブスクリプションの請求書は発行が大変?3つの理由とは
結論、サブスクリプションの請求書の発行は大変です。
その理由としては、主に以下の3つが挙げられます。
理由①:受注1件について毎月請求書を発行する必要がある
サブスクリプションの請求書の発行が大変な理由としてまず挙げられるのは、受注1件について毎月請求書を発行する必要があることです。
通常の受注の場合、料金を支払うのは最初だけですので、契約書も1枚で済みます。
一方で、サブスクリプションの場合には毎月料金が発生するため、そのたびに請求書を発行する必要があるのです。
これにより、サブスクリプションでは請求書の発行量が膨大になります。
その上、顧客ごとに請求締日や契約内容も異なり、管理するのが大変なのです。
理由②:契約内容が途中で変更される可能性がある
サブスクリプションの請求書の発行が大変な理由としては、契約内容が途中で変更される可能性があることも挙げられます。
サブスクリプションでは、顧客が途中で契約プランを変えたり、そもそも従量課金制になっていたりして、毎月の請求額が一定にならないケースが多いです。
そのため、請求書を随時変更していく必要があり、管理に手間がかかります。
その上、請求書の金額が違うとトラブルの元になりやすいので、チェックする手間も大きくなりがちです。
理由③:料金の計算が大変
サブスクリプションの請求書の発行が大変な理由としては、料金の計算が大変なことも挙げられます。
サブスクリプションは基本料金はまだしも、オプション料金などがあると、料金計算が一気に複雑になります。
月の途中で契約を開始した場合の日割りも計算を複雑にしがちです。
複雑な計算になるので、これをミスしないように手間のかかる管理が必要になります。
サブスクリプションの請求書発行を効率化する3つの方法
サブスクリプションの請求書発行を効率化する方法は主に以下の3つです。
方法①:請求書発行システムを用いる
サブスクリプションの請求書発行を効率化する方法としてまず挙げられるのは、請求書発行システムを用いることです。
請求書発行システムでは請求書を自動で発行し、同時に請求書を管理することが可能です。
請求書発行システムを用いれば、請求書業務を大幅に効率化できるでしょう。
請求書発行システムは自社で用いることになるため、自社にノウハウがたまりやすいのもメリットと言えます。
方法②:請求書発行業務を外注する
サブスクリプションの請求書発行を効率化する方法としては、請求書発行業務を外注することも挙げられます。
請求書発行システムを使えば請求書の発行自体は効率化できますが、料金計算など請求書発行の前段階については社内で行う必要があります。
一方、請求書発行業務を外注すれば、請求書関連業務をまとめて託すことも可能です。
外注先を管理する手間はありますが、自社で請求書業務を行うことに比べたら、大した手間ではないでしょう。
方法③:繰り返し作業を効率化する
サブスクリプションの請求書発行を効率化する方法としては、繰り返し作業を効率化することも挙げられます。
請求書関連業務の中には、ロボットでも行えるような繰り返し作業が数多く含まれています。
そのような作業をプログラミングや関数などを使って自動化すれば、業務が大幅に減るばかりか、ヒューマンエラーも少なく抑えることが可能です。
サブスクリプションの請求書発行におすすめの7つのシステム
サブスクリプションの請求書発行におすすめのシステムは主に以下の7つです。
TOWN株式会社「KIMERA」
TOWN株式会社「KIMERA」はサブスクリプションの請求書業務に強みがある請求書発行システムです。
請求書を発行できるのはもちろんのこと、見積書を発行したり、売上を計上したり、入金消込を行ったりできます。
これにより、請求書関連業務を大幅に削減できるのです。
請求書を郵送する時に一括で郵送できるのも見逃せないメリットと言えるでしょう。
株式会社オプロ「ソアスク」
株式会社オプロ「ソアスク」は見積もりから請求書発行まで一気突貫で管理できる請求書発行システムです。
見積もりから始まり、契約や受注の管理、売上の形状、もちろん請求書の発行まで幅広く対応できます。
プランが複雑で顧客ごとの請求金額が異なる場合でも安心して導入できます。
株式会社ROBOT PAYMENT「請求管理ロボ」
株式会社ROBOT PAYMENT「請求管理ロボ」は現在急成長中の請求書発行システムです。
とにかく利便性が高く、一度指示通りに入力すれば、毎月自動でオリジナルの請求書を作成できます。
事業が成長しても請求書を発行する時間が大幅に増えることはないので、業績が伸びても請求書発行業務が負担になることはありません。
株式会社インフォマート「BtoBプラットフォーム請求書」
株式会社インフォマート「BtoBプラットフォーム請求書」はすべての請求書業務をクラウド上で完結できるシステムです。
請求書を送信する機能が充実しているのはもちろんのこと、請求書を受け取る機能も充実しています。
具体的には、取引先から発行された請求書をすぐに承認に回して処理することが可能です。
メイクリープス株式会社「MakeLeaps」
メイクリープス株式会社「MakeLeaps」はAI学習で入金消込を効率化できるのが魅力的なシステムです。
クラウド上で管理するシステムであるため、部署間の共有も簡単であり、社内コミュニケーションを円滑にできます。
Salesforceとの相性も良く、Salesforceアカウントを持っていればSalesforce上から請求書を作成することが可能になります。
freee株式会社「会計freee」
freee株式会社「会計freee」は請求書発行業務に限らず、会計業務全般を効率化できるシステムです。
使いやすさにも定評があり、たとえ簿記などの知識がなくても、簡単に会計業務を行えます。
サポートもチャットとメール、ベーシックプランでは電話まで用意されているなど充実しています。
弥生株式会社「Misoca」
「Misoca」は会計システムに強みがある弥生株式会社が提供している請求書発行システムです。
豊富な機能を持っており、請求書を発行する機能はもちろんのこと、レポートを出力したり、会計ソフトと連携したりできます。
このような充実したシステムでありながら費用が安めである点が魅力的です。
サブスクリプションとは?
サブスクリプションとは商品やサービスを一定期間利用できる権利に料金を支払うビジネスモデルのことです。
たとえば、Netflixの場合には月額料金を支払うことで、さまざまな映像コンテンツを視聴できますが、解約すると映像コンテンツを見れなくなります。
従来までの買い切り型では最初に料金を支払うことで、その商品やサービスをずっと利用できましたが、サブスクリプションでは低料金で利用開始できる代わりに、月額料金を払っている間しか商品やサービスを利用できないのです。
ここからはサブスクリプションのメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
サブスクリプションの事業者側のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 毎月の利益が安定する
- 顧客の細かいデータを得られる
- 新規顧客獲得の難易度が低い
この中でも最大のメリットは新規顧客を簡単に獲得できる点でしょう。
サブスクリプションでは顧客は1ヶ月分の料金を支払うだけで利用を開始できるため、購入のハードルが下がり、顧客獲得難易度が下がるのです。
SaaSなどWeb関連のサービスの場合には、顧客のデータを細かく収集し、今後の運営に役立てることも可能です。
一方、サブスクリプションのユーザー側のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 低料金で利用開始できる
- 無料お試し期間があることが多い
- いつでも解約できる
顧客にとっては利用開始のハードルの低さが最大のメリットと言えるでしょう。
これまでの買い切り型のビジネスモデルでは最初に全料金を支払う必要があるため、使い始めた時に良くない製品だった時のリスクが大きくありました。
一方、サブスクリプションであれば気に入らなければ初月でも解約できるため、低リスクで商品やサービスを試しやすいのです。
その上、サブスクリプションでは顧客の利用ハードルをさらに下げるために無料お試しサービスを展開している場合も多いです。
これにより、顧客はノーリスクで製品やサービスを試すことができるのです。
デメリット
サブスクリプションのデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- 業務管理が煩雑
- 収益化までに時間がかかる
- カスタマーサクセスに注力する必要がある
事業者側にとって、サブスクリプションの最大のデメリットは収益化に時間がかかることでしょう。
サブスクリプションでは1人の顧客から1ヶ月あたりで入ってくる金額は少ないため、どうしても初期は利益を出しにくい状態になります。
サブスクリプションでは時間がたつにつれてじわじわ利益が上がってきますので、辛抱強くサービスを改善していく必要があります。
また、サブスクリプションでは顧客の解約を防ぐのも大切です。
顧客の満足度を継続的に維持するため、カスタマーサクセスなどのサポートを充実させる必要があります。
これは、最初に全料金を支払ってしまう買い切りモデルでは必要なかった努力です。
一方、サブスクリプションのユーザー側のデメリットは以下のとおりです。
- 利用しなくても料金が発生する
- 解約するとサービスを利用できなくなる
- 不要なコンテンツが含まれる場合がある
サブスクリプションのデメリットとして一番良く指摘されるのは解約しないと自動的に料金が発生することです。
また、解約すると当然サービスを利用できなくなります。
しかし、これらのデメリットは買い切り型モデルのデメリットと比べれば大したことはないでしょう。
サブスクリプション請求書発行システムを選ぶ5つのポイント
請求書発行をシステムを選ぶポイントは主に以下の5つです。
ポイント①:事業形態に合っているか
請求書発行システムを選ぶポイントとしてまず挙げられるのは、事業形態に合っているかです。
事業形態によって、どのように請求書を発行するかは異なる場合があります。
合わない請求書発行システムを導入すると、自社の状況と合わせるために無理をしなければならないので注意しましょう。
ポイント②:サポート体制
請求書発行システムを選ぶポイントとしては、サポート体制も挙げられます。
サポート体制が充実していれば、わからないことがあった時にすぐに解消することができます。
特に慣れるまでは、十分なサポート体制がないと逆に業務が非効率になってしまう可能性もあります。
ポイント③:料金
請求書発行システムを選ぶポイントとしては、料金も挙げられます。
同じくらいの機能であれば、低料金のシステムのほうが経済的なのは当然です。
どの料金プランが適切かも含めて検討しておきましょう。
ポイント④:セキュリティ性能
請求書発行システムを選ぶポイントとしては、セキュリティ性能も挙げられます。
請求書の内容が漏洩したり、改ざんされたりすると、取引先からの信用が失墜してしまいます。
第三者からの侵入を防ぐ対策を確認しておきましょう。
ポイント⑤:他のシステムとの連携性能
請求書発行システムを選ぶポイントとしては、他のシステムとの連携性能も挙げられます。
特に会計システムとの連携は重要です。
請求書を発行する時や受け取る時には、必ず会計処理がワンセットになるからです。
おすすめのクラウド会計ソフトに関しては以下の記事を参考にしてください
サブスクリプション請求書発行システムの3つのメリット
請求書発行システムのメリットは主に以下の3つです。
メリット①:請求書発行にかかる時間を大幅に削減できる
請求書発行システムのメリットとしてまず挙げられるのは、請求書発行にかかる時間を大幅に削減できることです。
特にサブスクリプションの請求書発行は量が膨大になる上に、間違えたら大変なので厳密なチェックも欠かせません。
時間のかかりやすい業務なので、業務効率化をするメリットが大きいと言えます。
メリット②:ヒューマンエラーを最小化できる
請求書発行システムのメリットとしては、ヒューマンエラーを最小化できることも挙げられます。
通常の請求書発行は人間が行うため、どうしても見間違いなどヒューマンエラーが発生する可能性がありました。
しかし、請求書発行システムを使えばロボットが正確な計算を行ってくれるため、ミスの可能性を最小限にできるのです。
メリット③:紙の請求書に煩わされなくなる
請求書発行システムのメリットとしては、紙の請求書に煩わされなくなることも挙げられます。
特にサブスクリプションで紙の請求書を発行すると量が膨大になり、管理するコストが大きくなりがちです。
請求書発行システムならペーパーレス化を実現できるため、コストを大幅に削減できます。
サブスクリプション請求書発行システムの2つのデメリット
請求書発行システムのデメリットは主に以下の2つです。
デメリット①:自社に合わない可能性がある
請求書発行システムのデメリットとしてまず挙げられるのは、自社に合わない可能性があることです。
業態などにより請求書発行業務は大きく異なる可能性があります。
自社に合わない請求書発行システムは百害あって一利なしですので慎重に選ぶべきでしょう。
デメリット②:料金がかかる
請求書発行システムのデメリットとしては、料金がかかることも挙げられます。
フリープランがある場合も0ではありませんが、ほとんどの場合、請求書発行システムの利用には料金がかかります。
これまでかかっていたコストと比較して請求書発行システムを選択すると良いでしょう。
サブスクリプション請求書発行を外注する3つのメリット
上記で解説したように、請求書発行を効率化する方法としては、請求書発行を外注することも挙げられます。
請求書発行を外注するメリットは主に以下の3つです。
メリット①:請求書発行の業務量が大幅に減る
請求書発行を外注するメリットとしてまず挙げられるのは、請求書発行の業務量が大幅に減ることです。
請求書発行システムを導入するだけの場合には、システムへの入力など一部作業は相変わらず自社で行わなくてはなりません。
一方、請求書発行を外注できれば請求書発行業務がほぼなくなります。
メリット②:より重要な業務に集中できる
請求書発行を外注するメリットとしては、より重要な業務に集中できることも挙げられます。
これまで煩わされていた請求書発行業務から解放されることで、より利益に直結する業務に集中できるようになります。
これにより、サブスクリプションビジネスを成功させやすくなるのです。
メリット③:コストを削減できる
請求書発行を外注するメリットとしては、コストを削減できることも挙げられます。
これまで請求書発行を自社で行っていた人件費を外注化することでより安く抑えられるからです。
サブスクリプション請求書発行を外注する3つのデメリット
請求書発行を外注するデメリットは主に以下の3つです。
デメリット①:社内にノウハウがたまらない
請求書発行を外注するデメリットとしてまず挙げられるのは、社内にノウハウがたまらないことです。
そのため、請求書発行業務をずっと外部に委託し続けることになります。
デメリット②:情報漏えいリスクがある
請求書発行を外注するデメリットとしては、情報漏えいリスクがあることも挙げられます。
外注先がミスなどで情報を流出させてしまう可能性があるからです。
外注先は慎重に選んだほうが良いでしょう。
デメリット③:導入初期は混乱が生じる可能性がある
請求書発行を外注するデメリットとしては、導入初期は混乱が生じる可能性があることも挙げられます。
請求書発行を外注するということは、外注先を管理する必要があるということです。
これに慣れていない場合、最初は混乱が生じる可能性があります。
サブスクリプションの請求書のまとめ
サブスクリプションの請求書発行が大変な理由は以下のとおりです。
サブスクリプションの請求書発行を効率化する方法は以下のとおりです。
サブスクリプションの請求書発行におすすめのシステムは以下のとおりです。
請求書発行をシステムを選ぶポイントは以下のとおりです。
請求書発行システムのメリットは以下のとおりです。
請求書発行システムのデメリットは以下のとおりです。
サブスクリプションの請求書発行はKIMERAなどのシステムで効率化できます。
ぜひ導入してみてください。
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