[健康保険] 「協会けんぽ(全国健康保険協会)」とは

執筆: 『人事労務の基礎知識』編集部 |

中小企業が、年金事務所で社会保険の新規適用手続き(加入手続き)をすると、ほぼ自動的に「協会けんぽ」に加入する事となります。従業員やその家族も「協会けんぽ」の被保険者となる手続きを行います。なお、協会けんぽの正式名称は「全国健康保険協会管掌健康保険」といいます。都道府県別に支部があり、事業所が所在する都道府県の協会けんぽ(全国健康保険協会管掌健康保険)支部に加入します。東京に事業所がある場合は「協会けんぽ 東京支部」に加入します。

注意しましょう 各都道府県支部によって保険料率が異なります。 詳しくは「都道府県毎の保険料額表」をご覧ください。

協会けんぽ(全国健康保険協会):支部所在地・連絡先は、協会けんぽ公式Webサイトの左上「都道府県支部ページへ」より選択、確認できます。

協会けんぽ以外の、健康保険加入先

健康保険の加入先は、協会けんぽに限定されません。大企業の場合は、その企業グループごとに独自の健康保険組合を設置している場合もありますし、業界に特化した健康保険組合(例:IT業界の「関東ITソフトウェア健康保険組合」等)もあります。

関東ITソフトウェア健康保険組合の加入メリット

1. 保険料が安い
2. 病気やケガ、出産、死亡に際した場合、「健康保険」では一定の給付がある
3. 加入事業所の被保険者、そのご家族の皆様の健康保持・増進を目的として、健康診断(直営健診センターが中心)、保養施設、各種イベント等のサービスがある。

加入には、協会けんぽよりも厳しい条件があります(関東ITソフトウェア健康保険組合への加入条件)。条件を満たす場合は、加入を検討てもよいでしょう。