ソラーレ社会保険労務士法人・大谷雄二氏

お父様の事務所を引き継ぎ、組織を強化し、着実にお仕事の範囲を拡大されている、社労士の大谷雄二さん。
 

今回の社労士の横顔は、大谷さんのお話を伺いに、東京・品川区東大井にあるソラーレ社会保険労務士法人に行ってきました。
 

エンジニアとしての活動を経て、父の後を継ぐ事を決意

ー社労士になるまでの経緯を教えてください
 

大学卒業後しばらく、ITシステム開発会社でSE(システムエンジニア)として働いていました。クライアント企業の担当者と仕様を調整し、基幹系システムの設計をする仕事です。
 

仕事は休日出勤も多く、納期に間に合わせるために月の半分くらい会社に泊まったりすることもありました。
 

ハードワークでしたがその分やりがいもあり、時間を忘れて仕事に打ち込むことが出来ました。
 

しかし、長時間労働と不摂生がたたり26歳の時に体調を崩したため、健康のことを考えて会社を辞めました。
 

会社を辞めて失業手当を受給しながら家にいたとき、行政書士と社労士だった父から行政書士と社労士の資格試験を受けるように勧められました。
 

資格試験の勉強をしながら派遣社員として活動を再開しました。システム系の仕事が好きでしたので、SEとして大手都市銀行のシステムリプレイスメントのプロジェクトに参加しました。そこでは周囲の協力によって、自分一人では考えられないような大きな成果を出すことができました。 
 

システム系の仕事は好きだったのですが、苦労してせっかく社労士試験に合格したということもあって、父の事務所で働かせてもうらことになりました。 

従業員が定着しないことで組織改革の必要性を痛感

ーお父様と一緒に働くことになって、いかがでしたか?

父の事務所で働くようになって最初の2年間は、知り合いから引き継いだお客様企業の助成金申請ばかりやっていました。次から次へと申請期限が来るために結局システム会社勤務時代と変わらず、休日出勤や徹夜をしていました。
 

2年経って助成金申請を全て完了した時に、当時の相場と比較してもあまりにも安い顧問報酬額だったので、値上げのお願いをしたところ数社は離れて行きました。苦労を理解してもらえず、とても悔しい思いをしたことを覚えています。しかし、その時ご理解いただけたお客様は今も顧問契約を継続していただいております。とてもありがたく思っております。
 

その後は営業に力を入れるようになり、徐々にお客様が増えてくると父と意見が対立することが多くなりました。がむしゃらにお客様を増やそうとする私に対して父は「これ以上事務所を大きくするな」と言い始めたのです。当然、私は納得が出来ず、その真意も理解出来なかったため強く反発しました。
 

私と父の対立が事務所にも悪影響を及ぼし、従業員は定着しませんでした。ただ退職するだけならまだよいのですが、退職後に開業しお客様を奪っていく者が相次ぎました。
 

残った従業員は仕事は忙しくなるが、お客様を持っていかれると売上も減るので見合った待遇(昇給・賞与)をしてあげることが出来ません。そしてまた退職するような悪循環が続きました。
 

従業員の仕事に対する熱意も低下していますので、お客様からの契約解除も増え続け、いつの間にか営業でお客様を増やしても、契約解除のお客様の方が上回っていくような状況に陥りました。
 

このままでは近いうちに事務所を閉鎖することになると思い、組織改革の必要性を痛感しました。
 

自分は「どんな事務所にしたいのだろうか?」と自問自答していましたが、その中で「誰もが生き生きと働ける職場」にしたいという思いが最も強いと気づきました。
 

そのような状況の中で父が入院しました。結果として数カ月後に他界することになるのですが、手術の前日に「おまえのやりたいようにやれ」と言ってくれたことをとても嬉しく思いました。
 

その後多くの問題を乗り越えて、今は「誰もが生き生きと働ける職場」に少し近づくことが出来たように思います。
 

ここに至るまでに数々の取り組みを従業員と共にしてきました。
 

弊社のビジョンに「企業の発展に役立つことであれば偏見なく研究し、ソラーレ自らやってみて検証し、実体験を通じてお客様に提案できる事務所になります。」と謳っています。
 

朝礼からラジオ体操、掃除、勉強会、ランチ、飲み会、社員旅行、レクリエーション大会など、全従業員で実際に取り組んでいますので、弊所の職場改善のみでなく、お客様に対して実体験に基づいた提案と指導をすることが出来るようになりました。
 

今は従業員の自主性や協働性も高まり、積極的にお客様にサービスを提案する組織が出来上がりました。おかげさまでお客様の満足度も高まり、口コミで新規のお仕事も増えていく好循環が始まりました。

従業員が自ら成長する人事評価制度が好評です

ーどのようなお客様が多いですか?

事務所を始めた頃は、ITシステム開発の会社が多かったのですが、最近では様々な業種のお客様にご契約いただいています。
 

企業規模でいうと5000人くらいの会社までご契約いただいておりますが、5人から50人くらいの規模の会社が中心となっています。所在地でいうと都内、特に品川区や大田区の企業が多いです。
 

ご依頼いただく内容は、労働・社会保険の手続きや、給与計算、助成金の申請などをベースとしています。
 

今は人事評価制度の導入支援がご好評いただいております。弊所でも実際に運用している人事評価制度ですので、自信を持っておすすめしています。
 

大企業に較べて中小企業は、人材育成や社員教育の制度構築ができていないケースが多いと思います。 
 

しかし、それでは従業員もどのように成長したらよいのか分からないため、たとえ努力をしていたとしても経営者や上司の求める努力と方向性が異なると、転職を余儀なくされるケースも少なくありません。
 

私達が提供する人事評価制度は、会社の求める方向に向かって従業員が成長し、業績が向上するように設計されている点が優れています。
 

これまでの日本の企業は、期間あたりの売上が大きい社員を高く評価する傾向が強いと言われてます。しかし、これからは育児中の女性や高齢者のように、短時間でも一定の成果を出している社員を評価していくべきです。
 

期間あたりの売上が大きかったとしても時間あたりの売上を見てみると、実は残業代がかさんでいて生産性が低い場合も多いのです。このような「時間当たりの生産性」を評価に加えることで、人事評価制度は「働き方改革」をチャンスに変える強い武器になります。
 

導入コンサルティングを責任を持って行いますので、ご興味のある方はぜひお声掛けください。

「ソラーレ社会保険労務士法人」について

労務管理顧問契約をした場合に受けられるサービス

  • 労働者の入退社手続き(労働保険・社会保険)
  • 労働保険料申告手続き(毎年6月1日から7月10日まで)
  • 社会保険料算定手続き(毎年7月1日から7月10日まで)
  • 社会保険料算定手続き(随時)
  • 労働災害時の給付申請手続き
  • その他相談・指導
  • その他各種手続き(詳細はお問い合わせください)

顧問契約の費用感

  • 初期費用:原則なし(新規適用時、要相談)
  • 従業員5人までの会社の顧問料:16,000円(※給与計算を付与する場合+20,000円〜)
  • その他:下記事務所Webサイトをご覧ください。

顧問契約以外で多い依頼BEST3

  1. 助成金の提案・申請代行:貴社状況に合わせて、助成金の提案・申請代行をさせていただきます。助成金申請の準備から助成金の受給までの期間について毎月1万5千円、そして助成金受給時には成功報酬として受給額の20%を頂戴しています。着手金は発生しません。
  2. 就業規則の作成・変更:新規作成の場合は、1回2.5時間の打ち合わせを3回程度実施し、貴社の特性や課題をヒアリングさせていただきながら作成します。新規作成だけでなく、既存の就業規則の変更(メンテナンス)も可能です。変更の場合は、今何が問題で、何ができていないのか。できるところから良くしていくというスタンスで対応させていただきます。お気軽にご相談ください。新規作成は22万5千円~となります。
  3. 人事制度の導入コンサルティング:人事評価表から賃金テーブル、賞与配分まで一気通貫で、シミュレーションしながら制度をつくっていくことができます。通常、6回(各4時間)のコンサルティングを実施させていただき、システム提供込みで一式で60万円〜となります。

問合先

  • 法人名:ソラーレ社会保険労務士法人
  • 住所:東京都品川区東大井5-14-11セントポールビル7階
  • 業務対応可能エリア:東京都全域、神奈川県、埼玉県・千葉県など。
  • 営業時間:月〜金、9:30〜18:00
  • 電話番号:03-6712-8889
  • Webサイトhttps://www.solare-sr.com

Profile

『バックオフィスの基礎知識』編集部

株式会社BEC内で、Gozal(ゴザル)の編集制作を担当する部門です。社会保険労務士/弁護士/税理士などの専門家執筆陣とともに、中小企業の労務・給与計算担当の方が実務上感じる不安を払拭できるよう、情報発信しています。「こんな記事を読みたい!」とTwitterやFacebookでメッセージいただければ、可能な限り執筆いたします。