累計60万部以上の著書を持つカリスマ社労士・真島伸一郎さん [社労士の横顔]

執筆: 『人事労務の基礎知識』編集部 |

真島真一郎

「真島の社労士試験入門講座」や「4カ月で残業代年500万円減らす方法教えます」といった著作は累計60万部以上。
 
現在は著作活動をセーブし、企業クライアントに「就業規則の整備と労務トラブル解決」を提供する、特定社会保険労務士・真島伸一郎さんにお話を伺いました。
 

外資系金融、矢野経済研究所、メーカー勤務を経て、社労士として独立開業

ー社労士になる経緯を教えてください。

社会人のスタートは、外資系金融機関での不動産担保ローン営業でした。その後、矢野経済研究所というシンクタンクに移り、1冊10万円以上するニッチな業界研究レポートの編集に携わっていました。そしてサラリーマン生活最後は、100年以上の歴史ある工業製品メーカーの営業をしました。
 

サラリーマン時代は、仕事がつまらない、仕事ができない、会社が嫌いだ。そんなことばかり思っていた駄目サラリーマンでした。組織内で生き抜くための「サラリーマンスキル」が欠如していたんだと思います。
 

社労士になったのは、矢野経済研究所時代の後輩に大きく影響を受けています。
 

彼は大学時代から30歳になったら独立すると決めていて、シンクタンク勤務のほかに、政治家の秘書をやって人脈を広げたりと行動的な男でした。資格も、社労士・行政書士・宅建などを学生時代から計画的に取得していました。
 

矢野経済研究所を辞めたのは彼の方が先でした。彼の退職後しばらく音信不通だったのですが、ある日突然彼から封書が送られてきました。社労士として独立開業したという案内状でした。
 

当時サラリーマンとして迷走していた私は、封筒に記載されていた彼の事務所に興味本位でお祝いに出かけました。彼の目はとてもキラキラして輝いて見えました。独立開業直後というタイミングでしたが、専門学校の講師をはじめ、専門誌での執筆も進行させていました。
 

彼に刺激され、私も社労士になりたいと思いました。でもどこから勉強を初めて良いのかわからなかったので、彼に本屋についてきてもらって、受験本を選んでもらいました。
 

試験合格後は、実務経験を補うための「実務講習」を受けました。その期間は会社に在籍しつづけ、平成6年に開業しました。

著作活動と受験講師がメインの社労士としてスタートし、現在は「就業規則」の社労士に。

ー独立開業当初の事を教えてください。

実は独立開業する直前に、娘が生まれました。
 
会社を辞めて社労士として活動することは決めていたため、引き返すことはできませんでした。
 
お金も、コネもありませんでしたので、飛び込み営業やDM送付を行い、何社か顧問契約を頂きました。
 
と同時に、自著(社労士試験の参考書)を出版社から発売することができました。そしてこの書籍が大ヒット。徐々に書籍の執筆と、資格スクールの講師として生活の糧を得るようになりました。
 
そんな状況でしたので、著作活動と講師に専念するために、開業直後に契約していただいたクライアント企業は、知り合いの社労士に引き取ってもらう事にしました。
 
 
ー企業顧客向けの社労士として舵を切り直した経緯を教えてください。

社労士試験の教科書や参考書は、法改正等の影響で毎年一から書き直す必要があります。
 
そこに何か、やるせないものを感じ、自身の社労士としての活動を再開しようと考えるようになりました。
 
書籍の大ヒットを通して、労働関連の法律知識や理解力についてと、原稿執筆についての自信が持てましたので、社労士としても何か「書くこと」を中心にしたいと考えました。それが今の「就業規則の整備」業務につながっています。
 

「就業規則の整備」を受託するには、飛び込み営業やDMでは成果が出づらいと考え、インターネットで営業することを決めました。
 

当時IBM「ホームページビルダー」というWebサイト制作ソフトがあり、それを買ってきて自分で就業規則作成を請け負うためのホームページを作り、公開しました。
 

公開後すぐに何件か問合せがきました。素人が作るホームページでこれだけ反応があるのだから、プロに作ってもらえばもっと良い結果が出るはずだと考え、Web制作プロダクションにリニューアルを依頼しました。
 

しかしなんと、リニューアル後はまったく問合せがストップ。キレイなWebサイトにリニューアルできたのですが、いわゆるSEOがまったく駄目だったんだと思います。
 

すぐに、Web制作プロダクションが作ってくれたホームページを捨てることを決意し、SEOに強いといわれる月額制のCMSサービスを利用する事にしました。そして公開後、どんどんまたお問合わせの件数が増えていきました。現在でも「就業規則 社労士」で検索すると、1ページ目の上の方に私の事務所のホームページが表示されています。最強の営業ツールです。

「安心して従業員についての問題を相談してください」

ー読者の方にメッセージをお願いします

経営者の方は、会社に対しての想い溢れるエネルギッシュな方が多いと感じます。しかし一旦労使トラブルに巻き込まれてしまうと、本業に向けられるエネルギーをどうしても剥ぎ取られてしまいます。
 

就業規則の整備は、従業員を守るためだけでなく、経営者の方が本業に集中するためにも大変重要です。
 

就業規則が無い企業だけでなく、既に就業規則がある企業でも、たとえば10年間アップデートしていなければ就業規則が無いも同然です。
 

就業規則で不安がございましたら、メールで結構ですので一度ご相談ください。

「東京労務コンサルティング(社労士事務所)」について

顧問契約のサービス内容

  • 社員の入社・退職時に雇用保険や健康保険・厚生年金の資格取得や喪失の手続き
  • 業務上のケガ・通勤途上のケガ、いわゆる、労働災害(労災)が発生したときの届出
  • 社員に扶養家族が増えたり減ったりする場合(結婚・出産・離婚・死亡など)の健康保険証の変更手続き業務
  • 社員の住所や姓名か変更された時の雇用保険・健康保険などの変更手続き業務
  • 会社が移転したり、支店や拠点が増減した場合の労働・社会保険上の手続き
  • 労働保険料の1年間分の保険料を計算して申告する業務(年度更新業務)
  • 1年一回、社員一人ひとり個別の社会保険料を計算して申告する業務(算定基礎届)
  • 健康保険関係の給付(出産育児一時金・傷病手当金等)手続き
  • 就業規則変更(弊事務所で作成した場合のみ)

 

顧問契約の予算感

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