『統計学が最強の学問である』著者らの無料オンライン講座をやってみた
執筆: 『人事労務の基礎知識』編集部 | |
これまで6万人以上が受講したという、総務省提供のデータサイエンス・オンライン講座。
その第三弾として『誰でも使える統計オープンデータ』が開講されたので、受講してみました。
この講座は2017年6月6日から8月7日までの期間限定なので、記事を見て興味を持った方はぜひ無料でお試しください。
どんな講座なのか?
公式Webサイトでは下記のように説明されています。
総務省統計局が提供する講座第3弾、オープンデータである統計データを活用したデータサイエンスをわかりやすく解説します。
今、様々な意思決定の場で、統計的な思考力によって様々な課題を解決していく能力、すなわち“データサイエンス”力の高い人材が求められている。本コースでは“データサイエンス”力の向上を目指し、事例なども踏まえ、e-Stat(政府統計の総合窓口)、統計GIS(jSTAT MAP)、API機能等を使い、統計オープンデータを活用したデータ分析の基本的な知識を習得する。
コースは4つの部分に分かれている。第1週では、e-Stat(政府統計の総合窓口)の統計データを活用したデータ分析の事例、e-Statの基本的な活用方法を学ぶ。第2週では公的統計データの基本事項及び読み方を学ぶ。第3週では、統計データと地図を組み合わせた統計GIS(jSTAT MAP)の活用方法を学ぶ。第4週では、講座全体のまとめと、統計API機能の仕組みや具体的な活用事例等の統計オープンデータの高度な活用方法を学ぶ。
講師には、総務省統計局の方のほか、『統計学が最強の学問である』で有名な統計家・西内啓さん等も名前を連ねています。
Excelを使って講義が進行しますので、ExcelがインストールされているPC/Macを準備しておく必要があります。(※Googleスプレッドシートでも学習可能ですが、マクロ説明時等は自分で調べて適切に処理する必要があります。)
講義配信スケジュール
冒頭でも説明しましたが、このオンライン講義は2017年6月6日から8月7日までの期間限定です。講義は4週に分け、下記の通り第1週〜4週に配信されます。
★Week 1 e-Statを使ったデータ分析 講義
- 本講座のねらい
- e-Statを活用したデータ分析事例(1)
- e-Statを活用したデータ分析事例(2)
- e-Statを活用したデータ分析事例(3)
- e-Statを活用したデータ分析事例(4)
- e-Statの主な機能
- e-Statの使い方(グラフの作成)
★Week 2 公的統計データの使い方 講義&課題
- 公的統計の種類と体系
- 労働力統計の読み方・その1
- 労働力統計の読み方・その2
- 家計統計の読み方・その1
- 家計統計の読み方・その2
- その他の統計の読み方
★Week 3 統計GISの活用 講義&課題
- 地図による小地域分析(jSTAT MAP)でできること
- 簡単にできるレポート作成
- 活用事例 保育施設配置の検討(1)
- 活用事例 保育施設配置の検討(2)
- 活用事例 避難施設配置の検討(1)
- 活用事例 避難施設配置の検討(2)
- 活用事例 避難施設配置の検討(3)、その他の機能とまとめ
★Week 4 統計オープンデータの高度利用 講義&課題
- 統計APIでできること
- 統計APIの仕組み
- 統計オープンデータの地方公共団体での活用事例
- 統計オープンデータのビジネス活用
- 統計オープンデータの利活用に向けて
どうやって学ぶのか?
「gacco」というWebサイトに利用登録(無料)し、受講します。講義を受けるための基本セットは以下のとおりです。
講義を受けるための基本セット
- gacco:Webブラウザで「gacco」というサービスにアクセスして講義を受けます。ドコモgacco社が提供するサービスで、無料オンライン登録することで利用可能となります。
- Microsoft Excel:数値分析の説明は、Excelを用いて行われます。Googleスプレッドシートでも代用可能だと思いますが、マクロが対応しているか保証されていないこともあり、あまりオススメできません。
- PDF Viewer:講義資料は、PDFで提供されます。PDFを読める環境が必要です。
gaccoに無料登録する
「gacco」にアクセスし、右上にある「新規会員登録」から無料登録します。
登録後、講義メニューから「誰でも使える統計オープンデータ」を選択します。
講義を受ける
画面左上の「学習する」をクリックし、隔週の講義をクリックします。
講義内容は、YouTubeをページ内に貼り付けられたものとなっています。講義の前に左側メニュー「教材ダウンロード」で教材をダウンロードしておくとスムーズに学習できます。
最後にテストを受ける
講義が終わったら、確認テストを埋めましょう。
確認テストは、選択式で回答します。3回以上不正解になると、それ以上回答ができなくなります。
4週を通して得点率が60%以上の場合は、修了証が発行されます。
※実際には講義を見終わらなくても可能です。統計が得意な方はまず最初にテストを受けて、間違えたところを中心に講義を見るという方法で利用すると、無駄がなくて良いかもしれません。
まとめ
総務省が多くの有益な統計データを公開していることは以前から知っていましたが、データの探し方や活用の仕方のイメージをつかめていませんでした。
今回オンライン講座を受けてみて、まずそのデータへのアクセス方法を理解できませいた。
Excelについては正直、基本操作の説明だったため、あまり新しい発見はありませんでしたが、改めてExcelを学習する機会を持てたことは有意義な体験でした。
来週からはいよいよ、労働力統計を使った講義です。ぜひ、引き続き受けたいと思いました。
【追加情報】
現在、同講座の第1弾「社会人のためのデータサイエンス入門」も特別開講(※)されています。(※)修了証は発行されません。
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