人事管理とは?労務管理との違いや仕事内容を解説!

執筆: Saas辞典編集部 |

人事管理とは
人事管理と労務管理の違いはなに?
人事管理の仕事内容は?

企業が持続的に経営を続けていくためには、一人ひとりの従業員のパフォーマンスを向上させ、競争力を高める必要があります。

そのためには、 日々変化する時代環境や法改正に対応した適切な人事管理を行うことが不可欠です。 

この記事では、人事管理の基本事項から仕事内容、課題について説明のうえ、おすすめのシステムについても紹介しています。

ぜひ参考にしてください。

人事業務の効率化をざっくりいうと...
  •  人事管理とは、従業員が最大限の成果が上げられるような体制を整えること 
  • 人事管理の目的は、人材の効果的な活用よって企業力を高めること
  • 人事管理の仕事内容は、人材の採用・育成・評価・配置・モチベーション管理
  • 人事管理を行うには労働基準法や労働組合法など覚えるべき法律がある
  • 人事管理の課題は、人材の確保、環境変化に対する柔軟な対応など

 

人事管理とは

人事管理とは_人事管理とは

 人事管理とは、企業が掲げている目標・目的を達成するために、従業員が最大限の成果を上げられるような体制や仕組みを整えることです 

具体的には、

  • 経営に必要な人材の確保
  • 教育・研修による従業員のスキル向上
  • 組織の活性化や従業員の力が発揮できるような人材配置

このように企業にとって重要な経営資源の1つである「人」に関連した業務全般のことを指します。

詳しく見ていきましょう。

また人事管理におすすめの人事管理システムは以下の記事でも詳しく紹介しています。

ぜひお読みください。

人事管理の目的

 人事管理の目的は、人材の効果的な活用よって企業力を高めることです。 

その手段としては、

  • 従業員データの一元管理
  • 従業員とコミュニケーションをとる
  • 従業員が働きやすいようなルールや制度の運用
  • 労働関連法規への対応

などが挙げられます。

適切に人事管理を運用することで生産性を向上させ、芯のある強い組織の構築が期待されています。

人事管理と労務管理の違い

人事管理と労務管理は、人事業務の一部という点では同じですが、担当している業務に以下のような違いがあります。

人事管理と労務管理の違い
  • 人事管理:人事評価、人材教育などの「人」に関わる業務
  • 労務管理:勤怠管理、各種保険手続きなどの「労働環境」に関わる業務
 人事管理は、組織の強化や人材の活性化を担っており、主に「人(従業員)」に直接関わる業務を行うのが特徴です。 

一方で労務管理は、従業員が安心して働ける労働環境の整備を担っており、主に「組織(会社全体)」に関連する業務を行います。

それぞれは補完関係にあり、協力・連携することで効果が出やすいので、2つ合わせて「人事労務管理(業務)」としている企業も増えています。

人事管理とタレントマネジメントの違い

タレントマネジメントとは、従業員の能力を最大限に発揮できるような人材配置や育成を行うマネジメント手法のことです。

人事管理の一部として使われることが多く、2つの言葉に大きな違いはありません。

 人事管理を行うために、必要な人事戦略や取り組みの一環にタレントマネジメントがあると考えればわかりやすいでしょう。 

人事管理の仕事内容

人事管理とは_人事管理の仕事内容

人事管理の仕事内容は多岐に渡りますが、簡単に言うと採用~退職までに必要とされる業務全般です。

ここでは、5つの代表的な仕事内容を紹介していきます。

人材採用

 自社にとって必要な人材を雇用するための業務が採用です。 

優秀な人材の確保に向け、採用方針に沿って具体的な採用プランを立案し、求人広告の作成から内定者のフォローまで一連の業務を行います。

人材採用は、従業員データを活用することがポイントです。

例えば、「自社で活躍している人の特徴」、「早期退職する人の傾向」などのデータを参考にすれば、採用活動が最適化されるでしょう。

主な仕事内容
  • 採用プランの立案
  • 求人ページ(広告)の作成、求人募集
  • 会社説明会や採用イベントの実施
  • 応募状況の管理、候補者とのスケジュール調整や面接
  • 内定者のフォローアップ

人材開発・育成

 生産性の向上ならびに経営目標の達成のために行うのが、従業員の開発・育成です。 

事業戦略と現場にいる上層部の意見を参考にしながら育成プランを立案し、スキルや専門性を磨く機会を設けます。

人材開発・育成のポイントは、従業員の一人ひとりの素質や現状の能力、将来性を踏まえて、それぞれの適正にあったやり方を提供することです。

主な人材育成方法
  • OJT(現場研修):職場の上司、先輩が実際の業務を通じて指導をする方法
  • Off-JT(座学研修):実務の場から離れて行う研修や教育カリキュラムを受講する方法
  • eラーニング:パソコン、タブレットを使いオンライン上(インターネット)で学ぶ学習方法
  • 自己啓発:従業員の意思によって、自らのスキルアップを目指すやり方

人事評価

人事評価は、その名の通り従業員に対しての評価を行う業務です。

 従業員のモチベーションやエンゲージメントに大きな影響を与えるので、客観的で公平性のある評価にしなければなりません。 

上司の感覚や経験、好き嫌いという主観による評価では、従業員の不満を招き、最悪の場合は離職にもつながってしまいます。

主な評価指標
  • 実績・成果
  • 勤怠状況
  • 会社への貢献度
  • 職務遂行度
  • 人間性

また、これらの評価は以下のような手法を用いて行われています。

自社にあった手法を取り入れ、適切な評価制度を構築することが大切です。

主な人事評価手法
  • 360度評価:複数人(上司、同僚、部下など)から多面的で客観性の高い評価を行う手法
  • コンピテンシー評価:高いパフォーマンスを発揮している従業員の行動を評価基準とする手法
  • OKR:目標と測定可能な指標をリンクさせ、達成度を測る評価手法
  • バリュー評価:企業が定める価値観や行動規範に沿った行動の実践度合いで評価を行う手法

人材配置

 組織の活性化や最適化のために行うのが、人材配置です。 

従業員の実績やスキルのほか、性格、本人の意思などを考慮したうえで、適材適所になるように人材の異動・配置をしていきます。

取り組む仕事内容や所属する部署によって、従業員のパフォーマンスは良い方向にも悪い方向にも動くので非常に重要な業務と言えるでしょう。

主な適切な人材配置を行うための手段
  • 従業員データの活用
  • 社内アンケートや面談の実施
  • 会社や部署のニーズを把握する

モチベーション管理

 従業員のモチベーションを把握し、健全なコンディションを維持させることも人事管理における重要な業務です。 

従業員のモチベーションが上がれば、生産性の向上や離職防止など会社全体にも良い影響を与えます。

なお、モチベーションが低下する要因は人によってさまざまなため、状況に応じた対応が求められます。

そのため、従業員とのコミュニケーション、勤怠状況の確認などを普段からすることで、近況を把握しておくと良いでしょう。

主な従業員のモチベーションを管理する方法
  • 定期的なコミュニケーション
  • キャリア相談
  • メンター制度の導入

人材育成において人事管理が重要な理由

人事管理とは_人材育成において人事管理が重要な理由

従業員の能力は企業の実績に直結するため、人材育成は非常に大切です。

企業が安定して経営を続けるためには、優秀な人材を育成し確保し続ける必要があります。

また、従業員自身が成長を感じられるような企業であれば離職率は低下し、将来の見通しも明るくなるでしょう。

そのためには、適切な人事管理が重要です。

人事管理をする上で抑えるべき法律

人事管理とは_人事管理をする上で抑えるべき法律

人事管理業務には、多くの法律が関係してくるため、適正かつ適切に行っていくには十分な知識を身につける必要があります。

企業ごとに人事管理の役割の範囲が異なるので、ここでは代表的な法律とその概要を紹介していきます。

なお実務を行う場合は、業務上覚えるべき法律を確認のうえ、その内容について1度は本格的に勉強すると良いでしょう。

人事管理をする上で抑えておきたい法律
  • 【労働基準法】
    労働条件(時間、賃金、休暇など)の最低基準を定めている法律で、雇用形態に関わらず全ての従業員が対象
  • 【労働組合法】
    労働者と雇用者の立場を対等にするために定められた法律で、労働者の地位向上や不利益を被ることを回避することが目的
  • 【労働契約法】
    労働契約における基本的なルールを定めた労働者保護に関する法律で、労働紛争を防止し安心して働けることを目指し策定された
  • 【労働安全衛生法】
    労働者の安全と健康を確保するために、快適な職場環境の基準について定めた法律
  • 【男女雇用機会均等法】
    雇用条件や評価制度などあらゆる人事管理面で、男女ともに均等に機会と待遇を受けるべきということを定めた法律
  • 【育児・介護休業法】
    育児や介護に関わる労働者が仕事と両立できるように配慮し、企業側にも労働者が働きやすいような環境作りを求めている法律
  • 【雇用保険法】
    労働者が失業したときの生活の安定や再就職を支援するための法律※失業保険も含まれる

人事管理の課題とポイント

人事管理とは_人事管理の課題とポイント

「人」を中心とした経営を行う重要性が高まっていることもあり、人事管理への注目が年々増しています。

企業力を向上させるような人事管理が必要な中で、多くの企業にとって課題やポイントになる項目を3つ紹介します。

人材の確保および流出防止

多くの企業で半永久的な悩みとなっているのが人材不足です。

今後少子高齢化が進んでいき労働人口が減少していく日本では、さらにこの問題が深刻になっていくでしょう。

つまり、 今いる従業員を定着させ、優秀な人材を採用することが人事にとって非常に重要なミッションであり、課題とも言えます。 

また、少しでも人材不足を解消するために、従業員の持つ能力・スキルを最大限発揮できるような人材の配置や体制の整備も期待されています。

環境変化に対する柔軟な対応

2019年から施行された働き方改革関連法やコロナウイルスの影響によって、就業環境が大きく変わった企業も多いのではないでしょうか。

近年の環境や法改正による変化
  • テレワークの推進
  • 時差出勤の要請
  • 男性の育児休暇取得、時短業務実施
  • 時間外労働の上限規制
  • 有給休暇の取得義務
  • ダイバーシティ経営の推進

例えば、テレワークが増えたことでコミュニケーション不足の課題に直面した企業も多いと思います。

 今後も起こり得るであろう、さまざまな社会変化に対して柔軟な対応が人事管理には求められています。 

状況に応じて就業規則や評価制度などの変更・修正を行いながら、従業員が働きやすい職場づくりの構築がポイントになるでしょう。

また、定期的に社員の定着率や採用率といった数字と実際の従業員の反応を観察することも大切です。

多様性を持った働き方の提示

近年では働き方が多様化しており、社会的意義や個人の価値観を重視する傾向になりつつあります。

特に若い世代は、年功序列、終身雇用といった考え方は薄まり、ワークライフバランスの充実や自分に合った働き方を実現したいという意識が強いです。

これまでの画一的な人事管理では従業員のモチベーションは上がらず、期待するパフォーマンスが発揮されにくいでしょう。

そのため、 さまざまな価値観とバックグラウンドを持った人材が活躍できるようなマネジメントおよび環境作りが企業に求められています。 

また、従業員一人ひとりがスキルアップやキャリアパスを選択できるように研修や制度などを作り上げることも大切です。

おすすめの人事管理システム11選

人事管理とは_おすすめの人事管理システム10選

最後に人事管理におすすめのシステムを11つ紹介していきます。

参考費用や特徴、導入事例を中心にまとめているので参考にしてください。

それでは、順番に見ていきましょう。

また人事管理におすすめの人事管理システムは以下の記事でも詳しく紹介しています。

ぜひお読みください。

freee人事労務

人事管理とは_freee人事労務

出典:https://www.freee.co.jp/

freee 人事労務は、freee 株式会社が提供している人事管理システムです。

複雑で幅広い人事労務業務を1つにまとめて管理することで、ミスや作業時間の削減をできるのが同システムの特徴です。

30以上の外部ツール(スプレッドシートやoffice365など)との連携も可能なので、データを同期による活用できます。

また、サポートデスク設置、導入アドバイザリー在籍をはじめ、マニュアル完備、習熟コンテンツ用意などサポート体制が充実しています。

そのため、不明点があったら気軽に相談することもでき、システム自体も使いやすいような操作設計がされているので、初心者にもおすすめですね。

初期費用0円
参考料金ベーシック:4,480円(月額)
プロフェッショナル:9,280円(月額)
エンタープライズ:要問い合わせ
無料トライアルあり:30日間無料
特徴・人事労務業務を1つまとめて効率化ができる
・サポート体制の充実かつ誰にでも使いやすい設計
導入企業株式会社アトラエ、株式会社Take Action、株式会社KNITLOGYなど

■freee人事労務の導入事例:株式会社ファームシップ

導入理由
「既存のソフトよりもfreeeのほうが絶対にいいよ」という勧めもあり、2017年の1月から本格的にfreee会計の利用を始めました。連動しているfreee人事労務も同年の年末調整から使っています。

導入効果
富士市と伊丹市の拠点に在籍する社員に、年末調整の保険額などの記入用紙を送って回収してという作業が紙ベースだととても大変なんです。全部合っていれば1回で済むんですが、
間違って記入されていたりすると修正してもらうのも非常に手間がかかるんです。
今回の場合は記入状況もfreee人事労務でリアルタイムで把握でき、修正してほしい部分もお互いクラウドで確認しながら対応できるので、とても便利でした。

出典:https://www.freee.co.jp/cases/farmship/

リモート産業保健

リモート産業保健

出典:https://sanchie.net/

リモート産業保健は、株式会社エス・エム・エスが提供している人事管理システムです。

月に一度の産業医・産業看護職の医療職2名体制による面談を実施しており、全ストレス層の従業員を支援できる体制が整っています。

また、厚生労働省規定の質問項目57個で構成されたストレスチェックを、年に一度サービス料金内で実施できます。

従業員のメンタルヘルス・ハラスメント・健康経営対策を中心とした健康面の手厚いサポートが特徴的です。

このリモート産業保健は後回しにしてしまいがちな従業員の健康管理業務全てに対応しているので、作業コストを削減することが期待できます。

健康管理業務を重視している、もしくは重視したい企業におすすめです。

初期費用50,000円(税別)〜
参考料金30,000円(税別)〜
無料トライアル要問い合わせ
特徴・手厚い産業保健の法的義務サポート
・従業員ストレスの一元管理・可視化
導入企業要問い合わせ

タレントパレット

出典:https://www.talent-palette.com/

タレントパレットは、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供している人事管理システムです。

タレントマネジメントに強みを持ち、人材データを一元管理、分析することで組織が持っている能力を最大限に引き出すことに長けています。

人事評価を最適化するための機能(OKR、360度評価、1on1など)が充実しており、システムにマーケティング思考を取り入れているのも大きな特徴です。

また、99.6%という非常に高いサービス継続率、大手・中堅企業のシェア率NO.1という実績も持っています。

そのため、従業員の多い大・中規模の企業には、特におすすめと言えるでしょう。

初期費用あり:要問い合わせ
参考料金要問い合わせ:登録する社員数に応じて変動
無料トライアルあり:要問い合わせ
特徴・タレントマネジメントに強みを持ち、人事評価の機能が豊富
・サービス継続率99.6%、大手・中堅企業のシェア率NO.1
導入企業株式会社横浜銀行、セガサミーホールディングス株式会社、リコージャパン株式会社など

■タレントパレットの導入事例:株式会社ADKホールディングス

導入理由
私達がタレントマネジメントシステムに求めていたことは、「見たい森(組織全体)」の状況を俯瞰(ふかん)してみながら、「見たい木(個々の社員)」が持つパフォーマンスを見ることでした。
タレントパレットは、高度な分析技術を備え、私たちの「見たい森」と「見たい木」をよりクリアにする力を持っていたので他社のシステムから切り替え、タレントパレットを導入しました。

導入効果
タレントパレット上でアンケートを作成し、どういったところに納得したのか、人事評価制度やシステムへの要望、また目標管理についてどう感じているのかなど、項目ごとに分析しています。
アンケートを取り、課題抽出をし、仮説設定をし、そこから導き出された課題解決策を実行、そして効果検証する……というフローを、タレントパレット上で回しており、課題抽出と解決策の実行を
繰り返すことで、KPIである「納得度」は徐々に上がってきています。

出典:https://www.talent-palette.com/case/details/adk.html

スマカン

人事管理とは_スマカン

出典:https://smartcompany.jp/

スマカンは、スマカン株式会社が提供している人事管理システムです。

中小企業から大手企業まで667社以上の導入実績があり、民間企業の他にも省庁・地方公共団体、大学法人など多種多様な組織が利用しています。

「人事評価ならスマカン」と掲げ、人材配置、人材育成など人材戦略に役立つような機能を取り揃えているのが特徴です。

また、無料トライアルの期間が30日と他システムと比べても長いので、じっくり使ってから本格導入するか判断できるメリットもあります。

初期費用要問い合わせ
参考料金月額5万円~
無料トライアルあり:30日間無料
特徴・中小企業から大手企業まで667社以上の導入実績
・人材戦略に役立つような機能を取り揃えている
導入企業学校法人帝京大学、日立金属株式会社、ブラザー工業株式会社など

■スマカンの導入事例:茨城トヨペット株式会社

導入理由
【コスト】必要な機能だけを選べる、スモールスタート
【カスタマイズ性】課題解決イメージの実現性
【サポート体制】伴走型で親身に相談にのってくれる
【実績】多数の公的機関で長年支持されている信頼感

導入効果
人材データを『スマカン』で一元管理、『スマカン』で評価工数を1/4に

出典:https://smartcompany.jp/case/ibaraki-toyopet/

ジンジャー人事労務

人事管理とは_ジンジャー人事労務

出典:https://jinjer.co.jp/

ジンジャー人事労務は、jinjer株式会社が提供している人事管理システムです。

雇用契約や年末調整などあらゆる人事労務業務をペーパーレス化し、人事情報を一元管理することができるのが特徴です。

人事情報が集約されたデータベースを活用することで、育成計画やモチベーション管理が容易になるので、生産性向上にもつながる効果もあります。

また、常に人事情報がリアルタイムで表示されるため、いつでも最新の人事情報を確認できる点も強みと言えるでしょう。

さらに、使いやすさとサポート満足度のNo.1を獲得しているので、システム導入が不安な方にもおすすめです。

初期費用要問い合わせ
参考料金月額300円~(1人あたり)
無料トライアルあり:14日間無料
特徴・人事労務業務をペーパーレス化し組織の生産性向上をサポート
・人事管理システム使いやすさNo.1
導入企業学校法人大同大学、株式会社マルシン、株式会社緑グループなど

■ジンジャー人事労務の導入事例:山田食品産業株式会社

導入理由
ジンジャー1つでバックオフィス業務の多くをカバーできたからです。もともと、データ連携の観点から、勤怠管理や人事管理、給与計算を1つのシステムで管理できないかと考えていました。
弊社は雇用形態や就業形態が複雑で、なかなか対応できるシステムがありませんでした。1つのシステムにせず、勤怠は勤怠、給与計算は給与計算と分けてシステムを導入すると問題なかったのですが、1つのシステムでやろうとすると、ジンジャー以外は対応できませんでした。そのため、機能要件的にもジンジャーがよかったです。

導入効果
・DXの第一歩であるペーパーレス化をジンジャーで実行
・今後は、人事データを蓄積し、そのデータを活用してタレントマネジメントに着手していく

出典:https://hcm-jinjer.com/results/90011/

カオナビ

人事管理とは_カオナビ

出典:https://www.kaonavi.jp/

カオナビは、株式会社カオナビが提供している人事管理システムです。

利用企業数は約2,500社と3年連続で人事管理システムのシェアNo.1を獲得している実績を持っています。

顔写真をベースに従業員の基本情報や保有スキル・資格を管理できるため、組織の全体像が把握しやすいのが特徴です。

また、同システムは機能を自由にカスタマイズできる柔軟性があり、企業規模や業界に合わせてさまざま活用の仕方ができます。

ホームページでは、ニーズ・業界・注目別の活用シーンごとの課題解決案も提案されているので、気になる方は確認してみてはいかがでしょうか。

初期費用要問い合わせ
参考料金データベースプラン(人材情報の一元管理)
パフォーマンスプラン(評価運用の効率化)
ストラテジープラン(戦略的人材マネジメント)
※料金は要問い合わせ
無料トライアルあり:7日間
特徴・人事管理システム3年連続シェアNo.1
・顔写真をベースに人事情報が管理できる
導入企業株式会社一休、株式会社ゼンリン、株式会社デンソーなど

■カオナビの導入事例:学校法人立命館

導入理由
HRテクノロジー大賞(日本のHRテクノロジー、人事ビッグデータの優れた取り組みを表彰する賞)を受賞したというニュースでカオナビを知り、情報の一元管理を期待して導入を検討したのです。
東証マザーズに上場している安心感もありましたね。
その他に決め手になったのは、やはり使いやすさです。どのように操作するかといったインターフェイスのわかりやすさに惹かれました。
こういったサービスは難しいのかなと思っていましたが、設定が簡単で直感的に操作できました。

導入効果
Excelベースだった以前は1週間近くかかっていた作成作業が「プロファイルブック」に情報を一元化してから、1時間で完了。操作も簡便で作成のノウハウをもたない職員でも作業できています。
将来的に情報の蓄積が進めば、「どういった人がどういう場所で活躍しやすいか」など、データ分析に基づいた戦略的人員配置にまで活用できるのではないかと考えています。
ペーパーレス化も進みました。
評価シートや新人研修の振り返りシートなどはExcelベースで管理し、その後各部署との学内郵便を使ってやりとりしていたのですが、カオナビ導入後は年間でダンボール2箱分、100通以上もの郵便物削減に成功しています。

出典:https://www.kaonavi.jp/showcase/rtm/

HRBrain

人事管理とは_HRBrain

出典:https://www.hrbrain.jp/

HRbrainは、株式会社HRbrainが提供している人事管理システムです。

「人事評価を最もカンタン・シンプルに」というコンセプトを掲げ、人事評価に特化しているのが特徴です。

さらに、システムを使う全員にとっての使いやすさを追求しており、シンプルでわかりやすいUIは顧客満足度NO.1システムにも選ばれています。

また、導入支援、初期設定から運用までのサポートが無料で受けることができ、ヘルプデスクや活用事例の共有などその他のサービスも充実しています。

初期費用要問い合わせ
参考料金要問い合わせ
無料トライアルあり:7日間
特徴・人事評価に特化していて、プロセスの透明化を実現
・顧客満足度No.1の人事管理システム
導入企業ホクト株式会社、株式会社manebi、株式会社トヨコンなど

■HRbrainの導入事例:寒川町役場

導入理由
HRBrainの 「使いやすさ」「設定のしやすさ」「評価シート作成のしやすさ」という3つのメリット です。
また、 本来の要望である「システムにとらわれず、柔軟に制度を運用したい」というニーズに合致していた 点も、決め手になりました。
さらに、 HRBrainの営業の方が町役場の事情を理解して、わかりやすく親身になって説明をしてくれた 点も、評価が高かったです。

導入効果
HRBrainはアイコニックな造形から操作方法が直感的にわかるため、作業時間の短縮に繋がるだけでなく、ストレスを感じません。
以前のシステムはルート設定がわかりにくく「目的のシートに辿り着くためにはどこのアイコンから入ればいいのか」と、迷うこともありました。
HRBrainの場合は、「気づいたら作業が終わっている」という感じです。
現在はまず、人事評価をHRBrainで運用しています。人事評価の運用は旧システムからHRBrainに乗せ換えましたが、その際に 操作方法の問い合わせは、ほぼありませんでした。

出典:https://www.hrbrain.jp/case/samukawa

ヒトマワリ

人事管理とは_ヒトマワリ

出典:https://www.hitomawari.jp/

ヒトマワリは、株式会社Touch&Linksが提供している人事管理システムです。

ユーザー目線に立った手厚いサポート体制が強みで、営業とカスタマーサクセスに1名ずつの専属担当者がつくのが特徴です。

期間限定で実施中の無料導入サポートが大好評になっており、サポート体制の魅力に惹かれて同システムを選んだ企業も少なくありません。

また、初期費用は0円、月額1万円から利用できる料金体系には自信を持っていて、他社比較で約367万円も得になるという試算を出しています。

そのため、費用をあまりかけられないけどしっかりとしたサポートは受けたいという方におすすめと言えるでしょう。

初期費用0円
参考料金スタートプラン:月額1万円~
スタンダードプラン:月額6万円~
無料トライアル要問い合わせ
特徴・専属の担当者がつく手厚いサポート体制
・他社比較で約367万円もお得にシステム導入ができる
導入企業株式会社トヨタマップスター、順豊エクスプレス株式会社、テラダ・トレーディング株式会社など

■ヒトマワリの導入事例:株式会社FCE Holdings

導入理由
当社では部署を兼務している人が多くて…2つだけでなく、3つ兼務してる方とかもいて。2つまでは設定できても、それ以上はできない…といったところも多かったのですが、ヒトマワリはそれをうまくデータ化することが出来たのは大きかったですね。
必要な情報を、必要な人が自分で検索しやすいシステムは、当社が欲していたシステムだったんです。

導入効果
出社日数をかなり削減できましたね。以前は他部署の方にお渡しするのに、「この書類が欲しい」と連絡をいただいてから、私が出社し、相手の出社日に受け取ることになるため時間がかかっていたんです。
ヒトマワリを導入してから同じシステムから同時に情報を確認できるようになり、業務をかなり効率よくまわせるようになりました。

出典:https://www.hitomawari.jp/case/fce-holdings/

Qraft

人事管理とは_Qraft

出典:https://qraft.humanage.co.jp/

Qraftは、株式会社ヒューマネージが提供している人事管理システムです。

企業の実績にも大きく左右するエンゲージメント(何かに熱中してポジティブな状態)の定量化に優れているのが特徴です。

新しいエンゲージメント・サーベイと位置づけ、組織改善のみならず人材開発にも活用できる点を強みにしています。

また、国際規格に準拠した「WAF」という金融業界と同レベルの強固なセキュリティを導入しているので、安心して利用できます。

初期費用要問い合わせ
参考料金要問い合わせ
無料トライアルあり
特徴・エンゲージメント・サーベイに優れたシステム
・国際規格に準拠した強固なセキュリティ
導入企業株式会社共同テレビジョン、株式会社兼松KGK、マックス株式会社など

■Qraftの導入事例:非公開・要問い合わせ

ミイダス

人事管理とは_ミイダス

出典:https://corp.miidas.jp/

ミイダスは、ミイダス株式会社が提供している人事管理システムです。

自社に定着・活用する人材の特定、自社の求めている人材検索などの採用管理に特化しているのが特徴です。

「中小企業でも良い人を採用したい」、「経験者・資格保有者を採用したい」などの採用における多くの課題解決を実現しています。

また、ユーザーデータの閲覧、フィットする人材の分析機能は無料で利用でき、メッセージの送信は定額制なのでコストパフォーマンスも高いです。

初期費用要問い合わせ
参考料金要問い合わせ
無料トライアルあり
特徴・採用管理に特化したシステム
・シンプルな使い勝手でコストパフォーマンスに優れている
導入企業合同会社ノア、井上自動車株式会社、株式会社LATIなど

■ミイダスの導入事例:有限会社サン薬局

導入理由
ミイダス導入のきっかけは営業の方からのアプローチです。他の転職サイトも試してみたのですが、ネックになっていたのはコスト面です。
成功報酬として年俸の35%くらいを上乗せされる仕組みは、コスト面で非常に厳しいと感じていました。
それに比べて、ミイダスは定額制です。営業の方からも、何名採用しても、追加コストはかからないとお聞きました。
他の転職サイトよりはるかにお得なシステムなので、ミイダスを導入して新しい採用活動を始めることにしました。

導入効果
薬剤師1名の採用に成功しました。その際に役に立ったのは、求職者のより詳しい情報を事前に把握できることでした。
例えば職歴が製薬会社勤務となっていても、具体的な会社名やどういうプロジェクトに携わったのかまでが詳細にキャッチできるので、スカウトを送信するターゲットが絞りやすかったです。
また、ミイダスだと、マネジメント資質やストレス耐性など、求職者の特性をあらかじめ掴むことも可能です。
そのため、入社してからその人物が、どういうふうに私どもの店舗で働いてくれるかという、将来的なビジョンが描ける点も助かりました。

出典:https://corp.miidas.jp/case/industry_56/1852/

SmartHR

人事管理とは_SmartHR

出典:https://smarthr.jp/

SmartHRは、SmartHRが提供している人事管理システムです。

登録者数5万以上の実績を持ち、2名~数万規模まで幅広い企業が利用しています。

人事労務業務をペーパーレス化によって、合計で約88%の工数削減を実現しており、業務効率化に強みを持っているのが特徴です。

また、40以上の外部サービスとの連携に対応しており、CSVでの取り込みやOpen APIによるシームレスな連携もできます。

その他、小規模企業の人事・労務改革を後押ししており、利用者が30名までの場合は無料の0円プランもあるため、スタートアップ企業にもおすすめです。

初期費用0円
参考料金HRストラテジープラン
人事労務エッセンシャルプラン
人材マネジメントプラン
0円プラン(利用人数30名まで、機能制限あり)
※料金は要問い合わせ
無料トライアルあり:15日間
特徴・登録者数5万社以上と多くの企業が利用
・約88%の工数削減を実現する業務効率化に強みを持つ
導入企業株式会社メルカリ、ユナイテッド株式会社、株式会社これからなど

■SmartHRの導入事例:ラクスル株式会社

導入理由

SmartHRは、求める機能を抑えていただけでなく、非常にデータを取り出しやすいAPIを公開しています。
このAPIを我々が内製した人事DBと連携させ、PoC(Proof of Concept;概念実証)したところ、非常に使いやすかったんです。
さらに、デザインやユーザーインターフェイス(以下、UI)も見やすいなと感じました。これもひとつの決め手になっています。
実際に人事DBを運用していくには従業員まで含めて「使いやすいかどうか」を非常に重視していました。そもそもの入口となる従業員情報収集をしっかりと行うには何より従業員が使いこなせるかが大切だからです。

導入効果
・月40時間程度の業務工数削減に成功し、「考える仕事」の時間が増えた
・内製化によって、年間960万円のコスト削減効果

出典:https://smarthr.jp/case/raksul

人事管理とはのまとめ

人事管理とは_人事管理とはまとめ

今回は、人事管理の基本事項から仕事内容、課題を中心に説明してきました。

 人材は企業にとって1番大切な要素と言えるほど重要で、人事管理のやり方で次第で企業は良い方向にも悪い方向にも傾きます。 

また人事管理には、時代の変化とともに多様性や柔軟性を持った対応が必要です。

自社が掲げている経営ビジョンを実現するためにも、法令に遵守した企業独自の人事管理の実現が求められるでしょう。

まずは、従業員が働きやすく、外部からは働いてみたいと思われるような組織構築を目指すといいかもしれませんね。

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