【2022年10月】ERP8選を徹底比較|業界別のおすすめや比較ポイントまでわかりやすく解説!

執筆: SaaS辞典 編集部 |

ERP 比較

ERPを比較したい!

おすすめのERPを知りたい!

このように考えていませんか?

ERPは企業の経営資源を有効活用することができ、多くの企業に導入されています。

しかし、概念がいまいちわかりにくく数も多いため、どのように選んだら良いかわからないと感じている方が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではERPの基本から比較ポイント、おすすめサービスまでわかりやすく解説しています。

「ERPの比較」ざっくり言うと……
  • ERPとはヒト、モノ、カネ、情報を適切に分配し、有効活用するための考え方
  • ERPのメリットは業務効率の向上に役立つことなど
  • ERPを比較するポイントは導入形態など
  • おすすめのERPはZACなど

ERPとは?

ERPとは?

ERPはEnterprise Resource Planningの略で、 ヒト、モノ、カネ、情報を適切に分配し、有効活用するための考え方 のことです。

ERPを実現するためのシステムもまとめてERPと呼ばれる場合があります。

具体的にERPシステムは、人材管理から顧客管理、会計管理までさまざまな機能を持つ役割の大きいシステムになっています。

ERPのメリット3選

ERPの3つのメリットは?

ERPのメリットは主に以下の3つです。

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①:業務効率の向上に役立つ

業務効率の向上

ERPのメリットとしてまず挙げられるのは、情報管理の一元化が実現することで業務効率の向上に役立つことです。

具体的には、ERPを用いれば 社内の情報を全社的に共有する ことができます。

そうすることで、様々なクラウドなどに分散してしまっている情報を必要な時にすぐ発見でき、有効活用できるように繋がります。

結果として、社内で活用できる情報量が大きくなり、業務効率を向上させられるのです。

そのため、ERPは情報が分散してしまっている企業の方や、よりデータを活用していきたい企業の方におすすめです

メリット②:内部統制を強化できる

内部統制の強化

ERPのメリット二つ目は、組織の内部統制を強化できることです。

そして、ERPシステムでは システムの中で、誰がどの情報にアクセスできるのか決定 することができます。

そのため、万が一情報改ざんされても責任の所在が明らかになったり、必要のない情報を閲覧されることが無かったりします。

結果として、この機能が内部統制の強化に役立つのです。

情報の管理を強化したい企業の方や、組織内部のリスクを減らしたい企業の方はERPを導入することをおすすめします。

メリット③:経営状況をすぐ把握できる

経営状態を把握できる

3つ目のERPのメリットとしては、経営状況をすぐ把握できることも挙げられます。

というのも、ERPシステムでは ダッシュボードが搭載されており、これで企業の経営状況を可視化 することが可能です。

可視化することで情報を客観的に整理可能になり、異変があればすぐに気づくことができます。

さらに、ダッシュボードはリアルタイムで更新されるため、手軽に経営状況を把握できるのです。

そのため、KPIとかけ離れている部分などがあればすぐに把握でき、会社のリソースを割くべき部分が分かります。

ERPのデメリット3選

ERP_デメリット

ERPのデメリットは主に3つで、以下の通りです。

デメリット①:コストが発生する

ERP_デメリット_コスト

ERPのデメリットは導入する際にコストが発生することです。

どんなコストかというと…

 金銭的コスト、時間的なコスト、社員への教育コストなど が主なコストとして挙げられます。

まず、クラウド型のERPの方が価格を抑えられるので、経済的な予算が限られている場合はクラウド型ERPの導入を検討するとよいでしょう。

次に、時間的なコストに関しては、企業の規模によっても異なってきますが平均的な期間は3カ月~9か月です。

システムの追加や社内で使いたいようにカスタマイズする場合は通常より多くの時間がかかることが想定されるので頭に入れておきましょう。

最後に、社員への教育コストに関しては、ERPの使い方を理解し、扱えるようになってもらわないと導入した意味が無くなってしまいます。

そうならないためにも、導入前にかかる時間や誰が教えていくのかなど導入後の体制を大まかに決めておくとよいでしょう。

デメリット②:データの整理が必要がある

ERP_デメリット_データ整理

ERPを導入する際のデメリット2つ目はデータの整理が挙げられます。

具体的には、ERPは社内の情報を一元管理できるものの、そうするには 一度整理してERPへ登録する 必要があります。

情報量の多い企業によっては相当労力が必要になるかもしれません。

ただ、1度ERPへ登録してしまえば、その後楽に情報を扱え、効率化できるので将来の為にもデータの整理をしておきましょう。

デメリット③:セキュリティ管理が必要

ERP_デメリット_セキュリティ管理

ERPの3つ目のデメリットは、セキュリティ管理が必要になってくることです。

特に、クラウド型ERPの場合、情報が全てクラウド上に存在していることになるので、 万が一外部流出した場合の損失は相当大きく なってしまいます。

一方で、オンプレミス型のERPの場合でも、自社でセキュリティ管理ができていないと情報の流出や改ざんなど、損失を与えかねないことが起きてしまう可能性があります。

したがって、クラウド型でもオンプレミス型でもセキュリティ管理は徹底して行いましょう。

ERPを比較する4つのポイント

ERPの比較ポイント

ERPを比較するポイントは主に以下の4つです。

ERPの比較ポイント

それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

比較ポイント①:導入形態

導入形態

ERPを比較するポイントとしてまず挙げられるのは、導入形態です。

ERPの導入形態は大きく分けて2つあって、 クラウド型とオンプレミス型 になります。

クラウド型のERPの場合、低コストで手軽に導入できる点が特徴です。

更に、いつでもどこでもアクセスできる点も魅力の一つとなっています。

一方で、オンプレミス型にERPはセキュリティ性能が高い点が特徴的です。

ちなみに、オンプレミスとは自社で情報システムやサーバーを構築して運用することをさします。

比較ポイント②:コスト

費用・コスト

ERPを比較するポイントとしては、コストも挙げられます。

 ERPにはさまざまな価格のものが存在 します。

低コストでのERP導入を実現したい場合にはクラウド型のサービスの利用がおすすめです。

比較ひポイント③:使いやすさ

使いやすさ

ERPを比較するポイントとしては、使いやすさも挙げられます。

ERPは全社的に用いるシステムになるため、使いにくいと逆に効率が悪化してしまいます。

そのため、直感的に操作がしやすいかや、自社システムとのどこまで連携できるのかなどを事前にチェックしておきましょう。

比較ポイント④:機能

機能

ERPを比較するポイントとしては、機能も挙げられます。

まずは 自社に必要な機能を洗い出し、必要な機能が搭載されていれるERPを導入 するのがおすすめです。

ここでは、ERPの主な機能についてまとめておきます。

ERPの主な機能
  • 販売管理(受発注や在庫管理、販売実績管理といった)
  • 生産管理(所要量計算や原価管理、経営生産分析管理など)
  • 会計管理(売り上げ・売掛管理や仕入れ・買掛け管理など)
  • 輸出入管理(輸入発注、輸出受注や入金・支払いなど)

おすすめのERP製品8選

おすすめのERP製品3選

おすすめのERP製品は主に以下の3つです。

それぞれのERP製品について詳しく見ていきましょう。

ZAC

出典:ZAC公式HP

ZACの特徴
  • プロジェクトベースでの業務管理に最適
  • 財務システムとの連携が可能
  • 即時の損益管理ができる

ZACは 案件・プロジェクト単位で進行する、幅広い業種に適したクラウド型ERPシステム です。

クラウド型なので、低コストでの導入が可能なだけでなく、IT業界から士業まで多くの業種に対応しています。

会計系の機能はもちろん、プロジェクト管理、販売管理などの機能も充実しています。

マネーフォワードクラウドERP

出典:マネーフォワードクラウドERP公式HP

マネーフォワードクラウドERPの特徴
  • バックオフィス全体を効率化できる
  • 低コスト・低期間での導入が可能
  • 無料かつ自動で機能がアップデートされる

マネーフォワードクラウドERPは バックオフィス業務全般の行う効率化に役立つクラウド型ERPシステム です。

自社で使用しているその他のシステムはもちろん、銀行口座やクレジットカードと連携して使える点が魅力的です。

さらに、AIで業務をスムーズに自動化することが可能です。

SAPBusinessByDesign

出典:SAPBusinessByDesign公式HP

SAPBusinessByDesignの特徴
  • 幅広い言語に対応している
  • ビジネスシナリオが豊富に存在
  • 低コストでの導入が可能

SAPBusinessByDesignは 中堅企業向けのクラウド型ERPシステム となっています。

その機能は会計から人事、ロジスティクスまで幅広く、SAPBusinessByDesign一つでかなりの効果を発揮してくれます。

世界の商慣習や法令にも対応しているため、グローバル企業でも用いやすくなっています。

NetSuite

NetSuite

NetSuiteの特徴
  • CRMやEコマースとのなどと連携が可能
  • 160か国、40,000社以上での導入実績
  • 分析機能付き

NetSuiteは株式会社エイアンドティが提供しているクラウド型のERPです。

世界各国で利用されており、十分すぎる実績を誇っています。

また、近年市場が拡大しているEコマース領域などとも連携できます。

EC領域に該当する企業や、実績重視でERPを選びたい企業の方におすすめです。

Dynamics 365 for Finance & Operations

Dynamics_365_for_Finance_&_Operations

Dynamics 365 for Finance & Operationsの特徴
  • 直感的な操作が可能
  • ExcelやWordからERPのデータにアクセス可能
  • あらゆる業種に対応

Dynamics 365 for Finance & Operationsは株式会社パシフィックビジネスコンサルティングが提供するERPです。

ERPで使用する画面がMicrosoftのoffice製品と似ているため、操作しやすいです。

また、ExcelやWordからERPのデータにアクセスできます。

そのため、容易にデータを分析でき、企業の情報を把握することができます。

ジョブカンシリーズ

jobcan_series

出典:公式HP

hジョブカンシリーズの特徴
  • 全機能が試せるトライアルが1か月無料
  • 導入実績12万社以上
  • バックオフィス全体を効率化できる

ジョブカンシリーズは株式会社DONUTSが提供しているクラウド型のERPになります。

多くの企業が一部の機能しか使えないトライアルで全ての機能が試せます。

まずはERPを試してみたい企業の方におすすめです。

GLOVIA SUMMIT クラウド

GLOVIA_SUMMIT_cloud

出典:公式HP

GLOVIA SUMMIT クラウドの特徴
  • セキュリティがしっかりしている
  • コンサルと分析サービスを組み合わせることができる

GLOVIA SUMMIT クラウドは富士通株式会社が提供しているクラウド型のERPです。

GLOVIA SUMMIT クラウドは、閉域VPN回線を使用しており、クラウド型ですが、ネット上に情報が存在しません。

そのため、外部流出する危険性が少なく、比較的セキュリティがしっかりしています。

Plaza-i

Plaza_i

出典:公式HP

Plaza-i
  • 業種別フレームワークで業務の効率化が高水準で可能
  • 中堅/中小企業向けのパッケージ
  • 短期間での導入が可能

Plaza-iは株式会社ビジネス・アソシエイツが提供するERPです。

業種別にフレームワークが存在しているので、セットアップなどに時間をかけることなくスムーズに導入ができます。

中堅/中小企業向けに経営や業務・システムのノウハウが凝縮され、現在のPlaza-iがかんせいしてあります。

そのため、中堅/中小企業の方にお勧めです。

ERPの比較のまとめ

おすすめのERPまとめ

ERPとはヒト、モノ、カネ、情報を適切に分配し、有効活用するための考え方です。

ERPのメリットは以下のとおりです。

ERPのデメリットは以下のとおりです。

ERPを比較するポイントは以下のとおりです。

ERPの比較ポイント

おすすめのERP製品は以下のとおりです。

ERP製品のおすすめ3選とメリットをたっぷり紹介してきました。

自社の業務形態に最適なサービスを選ぶことがとても重要です。

是非、様々なサービスを比較検討して業務の効率化や売り上げ向上を目的にERP製品を導入してみてくださいね!