アルバイト平均時給、東海エリアが1010円、関東では1095円に。〜アルバイト情報「an」2017年9月調べ〜

執筆: 『人事労務の基礎知識』編集部

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アルバイト求人情報サービス「an」が、2017年9月のアルバイト平均時給調査の結果を発表しました。全国平均時給は1021円と前月より20円プラスです。
 

今回の調査で特筆すべきは、東海エリアが2年10ヵ月ぶりに関西エリアを上回る結果となっている点です。
 

エリア別の平均時給一覧

平均時給201709

エリア別で見ると、関東エリアが突出した平均時給となっている事がわかります。関東エリアの平均時給は1095円。今回2位となった東海エリアでも1010円と全国平均に満たないので、関東エリアの高水準に引きずられ、全国平均値が形成されていることがわかります。
 

なお、1位の関東(1095円)と最下位の北海道(884円)では、時給ベースで211円の開きが出ています。
 

職種別の平均時給一覧

職種別平均時給201710

職種別を大分類で見てみると、営業系の1214円で最高で、専門職系の1207円、運輸職系の1126円が続きます。
 

平均時給の高い職種ベスト5は以下の通りです。

  1. 家庭教師:¥2025
  2. 薬剤師:¥1976
  3. 塾講師:¥1829
  4. マスコミ:¥1828
  5. 看護師:¥1622

知識や資格を求められる業種の賃金が、高い傾向があると言えるでしょう。

まとめ

今回の調査結果を、an編集長の上土達哉氏は以下のように解説しています。

9月の全国平均時給は、前月比で+20円、前年同月比で+18円と、前月比、前年同月比共に増加しました。エリア別では、「東海エリア」が現定義の調査(2013年1月~)以来初めて1,000円を上回りました。都道府県別最低賃金改定の影響に加え、2件の大型商業施設が9月にリニューアルオープンし、オープニングスタッフのアルバイトニーズが増加したことが要因と考えられます。職種別では、衆議院議員総選挙にともなう投票所の設営や世論調査の影響で、「技能・労務系」職種に分類されるイベント設営・運搬や、「事務系」の職種に分類されるコールセンターなどのニーズが増加しました。10月の平均時給は、最低賃金改定の影響が継続し、増加する見通しです。(an編集長 上土 達哉)

 

今回の結果から、アルバイトの平均時給は継続的に上昇している事が理解できます。しかし政府が進めている「同一労働同一賃金」の世界観とは、かなりかけ離れています。今後「同一労働同一賃金」が法制化された場合、どのように対応するべきなのか考えておく必要があると言えるでしょう。
 

出典

 

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株式会社BEC内で、Gozal(ゴザル)の編集制作を担当する部門です。社会保険労務士/弁護士/税理士などの専門家執筆陣とともに、中小企業の労務・給与計算担当の方が実務上感じる不安を払拭できるよう、情報発信しています。「こんな記事を読みたい!」とTwitterやFacebookでメッセージいただければ、可能な限り執筆いたします。