【2024年最新】おすすめのBPOは?機能や導入のメリットについてご紹介!
執筆: Saas辞典編集部 | |
近年、 人材不足解消や業務効率化の手段としてBPOが注目を集めています 。
社内会議などでも、BPOという単語を聞くことが増えているのではないでしょうか。
しかし、BPOを導入するとしても、具体的なメリットやBPOの選び方など、難しいことが多いですよね。
そこで本記事では、 BPOのメリットや選び方、おすすめのBPOサービスなどをまとめました 。
この記事を読んで、あなたの会社に合ったBPOサービスを見つけましょう!
- BPOとは業務プロセスを外部に委託する経営戦略のこと
- おすすめのBPO提供業者は「 株式会社パソナ 」
- BPOのメリットは活用すれば人材不足が解消できること
- BPOは自社にはない外部のノウハウを利用できる
〇BPOについて興味のある方はコチラの記事もおすすめです。
BPOとは
まず始めに、BPOそのものについて紹介します。
BPOは企業の業務を外注するサービス
BPOとは「ビジネス・プロセス・アウトソーシング」の略称です。
その名の通り、BPOは企業内の業務プロセスを外部に委託する経営戦略の1つになります。
- 比較的安価で総務、経理、人事など非コア業務の委託ができる
- 単純な人口減少による人材不足を解決できる
- 新たに研修を行う必要がなく、すぐに最高のパフォーマンスを期待できる
- 単純に社内で業務を行う必要がないので、工数削減・効率化につながる
以上の理由から、BPOは、日本のビジネス上の課題を解決する方法として活用されているんです!
今後ビジネスを拡大していく上で、BPOを取り入れることは重要となってくるでしょう。
BPOとアウトソーシングの違い
近年注目を集めているBPOですが、似たような言葉にアウトソーシングというものがあります。
BPOとアウトソーシングを混同されている方は多いのではないでしょうか。
しかし、BPOとアウトソーシングは異なる意味を持ちます。
- BPO:業務のプロセス自体を委託する
- アウトソーシング:一部の業務を委託する
一般的なアウトソーシングは、単純に自社の業務を外部に委託する形です。
一方、 BPOは業務設計から分析、改善案実行までを外部に委託 します。
つまり、アウトソーシングは業務の一部を委託し、BPOは業務のプロセス自体を委託するという違いがあるのです。
BPOは、経営戦略のひとつとして考えられることが多くあります。
BPOとアウトソーシングの違いをしっかりと抑えておきましょう。
また、BPOとアウトソーシングの違いについては以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひお読みください。
BPOサービス導入のメリット
BPOサービスは、企業内の業務プロセスを外部に委託する経営戦略です。
上手く導入することができれば、多くのメリットを受けられるでしょう。
ここでは、BPOサービスのメリットを確認していきます。
時間・コストが削減できる
BPOサービス導入のメリットの1つ目は、「時間・コストが削減できること」です。
自社の業務の中には、定型的な作業があるのではないでしょうか?
定型的な業務を外部に任せることで、社員が増えることによる人件費を抑えることが可能です。
業務の拡大により従業員を増やし続けてしまうと、大幅なコストがかかります。
また、育成するための時間もかかるでしょう。
定型的な業務をBPOサービスに委託することで、時間・コストを削減することが可能 になります。自社の業務内のコストカットや定型的な作業時間を削減したい場合は、BPOサービスを導入しましょう。
コア業務に集中して収益アップ
「コア業務に集中して収益アップ」が狙えることもBPO導入のメリットの1つです。
どの企業にも、コア業務と非コア業務があります。
- コア業務|経営戦略から生産、販売などの目に見えやすい利益につながる業務
- 非コア業務|総務、経理、人事などが目に見えた利益につながりにくい業務
もちろん非コア業務も重要なプロセスです。
しかし、企業は限られたリソースの中で事業を回していかなければなりません。
よって、企業は業務に優先順位をつけ、コア業務に集中する必要があります。
そこで BPOサービスを導入すれば、非コア業務を外部へ委託することが可能 です。
非コア業務を外部へ委託すると、 企業はコア業務に集中してリソースを投下することができる でしょう。
自社のコア業務にリソースを集中させたい場合は、BPOサービスの導入がおすすめです。
外部のノウハウを利用できる
BPOサービス導入のメリットの1つとして、「外部のノウハウを利用すること」も挙げられます。
BPOを受託する企業は、その道のプロフェッショナルです。
多くの企業が業務を委託しているので、その分多くのノウハウが蓄積されています。
実際にBPOで業務を委託すれば、他企業との仕事で築いたノウハウを利用して業務を行ってくれるでしょう。
BPOサービスでは、 自社にはないノウハウを利用してくれるので、業務を効率的に進めることができます 。
専門家がいない場合でも、BPOサービスを導入することで効果的な業務を行うことが可能になるでしょう。
環境の変化にも柔軟に対応
BPOサービス導入のメリット4つ目は、「環境の変化にも柔軟に対応できる」ことです。
当然のことですが企業の運営は法律に沿って行われています。
そんななか、法改正等があると業務内容の変更や社内制度の変更が余儀なくされる場合がありますよね。
特に、非コア業務である総務や経理、人事などの業務で変更があるとコストアップがどうしても起こってしまいます。
しかし、BPOを導入していることでそんな 急な法改正にも柔軟に対応 してもらえます!
基本的にはBPOは定額制が多いため、決まった金額で高いクオリティのサービスが受けられるのは魅力的ですよね。
BPOサービスの比較・選び方のポイント
BPOサービスを導入することで、コストカットや外部ノウハウの利用などのメリットを受けられることがわかりました。
実際にBPOサービスを導入するには、いくつかのポイントを抑える必要があります。
BPOサービスを導入するための比較・選び方のポイントについて確認していきましょう。
企業規模や実績はどうか
BPOサービスの比較・選び方のポイントとして、まずは企業規模や実績を確認することが挙げられるでしょう。
理由としては、委託先の企業があまりにも小規模、または実績が少ないと円滑に業務が遂行されない場合があるからです。
実際に自社の業務の一部を委託するので、信頼に足るかどうかを判断するために規模感や実績は参考になるでしょう。
もちろん規模感や実績が全てではありませんが、指標の1つとして重要です。
効果的な業務を依頼するためにも、事前に規模感や実績を確認しましょう。
コストパフォーマンスはどうか
コストパフォーマンスについても、BPOサービスの比較・選び方のポイントの1つです。
自社業務を他社に依頼して納得できるクオリティ、コストであるかを見極めましょう。
もちろん安ければ安いほどいいわけではなく、ある程度のクオリティの追求も重要です。
考え方としては、自社でその業務を行った場合のコストと、他社に業務を委託した場合のコストを比較すると良いでしょう。
自社で業務を行うよりも、よりパフォーマンス性が高いと評価できる他社に業務を委託 しましょう。自社の求める業務内容かどうか
BPOサービスの比較・選び方のポイントとして、自社の求める業務内容であるかどうかも挙げられます。
自社が委託したいと考えている事業を得意としているBPOサービス企業を選ぶことを意識しましょう。
意外に思われるかもしれませんが、BPOサービス企業にはそれぞれ得意な業務ジャンルと不得意な業務ジャンルがあります。
総務や経理を得意とした企業や、システム関連の業務を専門とする企業も存在するでしょう。
例えば、システム関連の業務を委託したく、システム関連を得意とするBPO企業に業務を委託するとします。
もちろん、得意としている業務を委託しているので、期待通りの成果が得られるでしょう。
しかし、 システムが関わるという理由で総務や経理も依頼してしまうと、ノウハウ不足による問題が発生するかもしれません 。
BPOを依頼する企業が、どの分野が得意でどの分野が苦手なのかを事前に把握しておきしましょう。
セキュリティ面について
BPOサービスの比較・選び方のポイントとして、セキュリティ面も重要です。
セキュリティ面は、BPOサービスを導入する際に最も注意が必要な要素になるでしょう。
BPOサービスを依頼する場合、社内秘扱いの情報を委託先に提示しなければいけません。
顧客情報などが漏れてしまっては、企業の信用問題に関わります 。よって、委託先のセキュリティ面には細心の注意が必要です。
セキュリティ面をはかる1つの指標として、「プライバシーマーク」というセキュリティ規格があります。
また、セキュリティが厳しい企業からの実績があるかどうかも、セキュリティ面をはかる指標になります。
導入前には、最低限、委託先の企業のプライバシーマークと実績を確認しましょう。
国内BPOか海外BPOか
BPOサービスの比較・選び方のポイントには、国内BPOか海外BPOかを確認することも挙げられるでしょう。
BPOサービスの中には、日本の企業であっても、海外で業務を処理する場合があります。
このように海外で業務を処理するBPOサービスは、海外BPOやオフショアBPOと呼ばれています。
- メリット|人件費の安い地域もあり、コストを安く抑えることができる
- デメリット|情報を海外に持ち出すため、情報流出などセキュリティ上の懸念がある
以上のことから、安全性を考える場合は、海外BPOは国内BPO以上に注意が必要になります。
そのため、海外BPOを考える場合は、国際セキュリティ規格である「ISMS」を取得しているかどうかを確認すると良いでしょう。
- ISMSは”Information Security Management System”の略称
- 国際規格に則った情報セキュリティシステムを有していることの証明になる
- ”機密性”、”完全性”、”可用性”の3つの要素を重要視し、取得には3つが高度に完成されていることが必要
おすすめのBPOサービス早見表
以下は本記事でおすすめするBPOサービスの早見表です。
導入するBPOサービスを選ぶ際に参考にしていただけると幸いです。
おすすめのBPOサービスの早見表
業者名 | 公式サイトリンク | 業務例 | 費用感 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
株式会社パソナ | リンク |
| 要問い合わせ | 日本最大級のBPOサービス企業 |
アデコ株式会社 | リンク |
| 要問い合わせ | ITを活用したソリューションを提案 |
株式会社TMJ | リンク |
| 要問い合わせ | 大手への導入実績が豊富 |
トランスコスモス株式会社 | リンク |
| 要問い合わせ | BtoBパートナーとして人気 |
コニカミノルタ株式会社 | リンク |
| 要問い合わせ | 自動化による革新的なサービスを提供 |
株式会社ネオキャリア | リンク |
| 要問い合わせ | 比較的ローコストで利用可能 |
株式会社キャスター | リンク |
| 要問い合わせ | 必要な業務だけをアウトソーシング可能 |
三菱総研DCS株式会社 | リンク |
| 要問い合わせ | 2,000社以上での導入実績 |
株式会社ベルシステム24 | リンク |
| 要問い合わせ | 自社に最適な形態でBPOサービスを提供 |
ビーウィズ株式会社 | リンク |
| 要問い合わせ | AIを活用したソリューションの提供 |
おすすめのBPOサービス10選
現在では、数あるBPO業者の中から、自社に合ったBPO業者を探すことが可能です。
しかしBPOは多くの業者から提供されており、なかなか自社に合ったBPO業者を見つけ出すのは難しいですよね。
ここでは、おすすめのBPOサービスを10選紹介します。
それぞれの特徴を抑え、自社に合った業者を探しましょう。
株式会社パソナ
出典:株式会社パソナ
- 日本最大級のBPOサービス企業
- ほぼ全ての業界をカバーしている
- 最新テクノロジーの活用や人材活用の豊富さ
株式会社パソナは、日本最大級のBPOサービスを提供する企業です。
オフィスワークや製造、医療や介護などほぼ全ての業界業種をカバー しています。大手ならではの手厚いサポート体制も整っているので、安心して依頼することができるでしょう。
- 知名度の高い企業にお願いしたい
- サポート体制を活用して安心して依頼したい
- 幅広い業務に対応可能なBPO業者を探している
アデコ株式会社
出典:アデコ株式会社
- 20年以上の実績を誇るBPO企業
- 600名上のスーパーバイザーが在籍
- ITテクノロジーを活用した提案が得意
アデコ株式会社は、20年以上にわたってBPOサービスを提供してきた企業です。
多くの実績を誇っており、 長年蓄積してきたノウハウをフルに活用したサービスを提供 しています。
正社員のスーパーバイザーも600人以上在籍しているので、スムーズかつ高品質なサポートを受けることが可能です。
- 多くの実績を誇る企業を探している
- ITに強い企業を探している
- 企業のブランドイメージを崩さずサービス向上を図りたい
株式会社TMJ
出典:株式会社TMJ
- セコムグループの1つ
- 顧客体験デザインが得意
- 大手企業への導入実績が豊富
株式会社TMJは、セコムグループの1つで、BPOサービスを提供している企業です。
CKデザインなど顧客体験をデザインし、事業の継続的な成長に貢献することが期待できるサービスになります。
また、株式会社TMJは AIやロボットなどを活用した業務効率化にも定評があります 。
- CXデザインなども含めて委託したい
- AIによる業務効率化を考えている
- 大手への実績などが多い企業を探している
トランスコスモス株式会社
出典:トランスコスモス株式会社
- 自治体や大手企業に多くの実績を持つ
- BtoBパートナーとして人気のある企業
- デジタル技術を融合させたサービスを提供
トランスコスモス株式会社は、業界最大手のBPOサービスを提供している企業です。
自治体や大手企業など、あらゆる業界からBPOを請け負っています。
デジタルマーケティングやEC、データ分析など様々なサービスを提供 するBPO企業です。- BPO業者の中でも大手企業を探している
- デジタルを活用したサービスを受けたい
- 多くの実績を持つサービスを探している
コニカミノルタ株式会社
出典:コニカミノルタ株式会社
- 最新技術を用いたBPOサービス
- 自動化技術による革新的なサービスを提供
- 人的コストの削減が可能
コニカミノルタ株式会社は、日本の大手電機会社です。
最新技術を活用したBPOサービスを提供 しています。AIを活用すれば、大量の帳簿処理や人的コストの削減が可能になるでしょう。
- 最新技術を活用して業務改善いを行いたい
- AIやデータ処理を進めたい
- 人的コストなど削減を考えている
株式会社ネオキャリア
出典:株式会社ネオキャリア
- ローコストでBPOが可能
- 累計3,000以上の実績を持つ
- 顧客満足度やリピート率が高い
株式会社ネオキャリアは、累計3000以上の実績を持つBPO業者です。
業界トップクラスのローコストBPOサービス なので、低コストでの継続が可能になります。顧客満足度も高く、安心して業務を依頼できるでしょう。
- 低コストでBPOサービスを受けたい
- 実績のある企業を探している
- 非コア業務の派遣社員を集めたい
株式会社キャスター
出典:株式会社キャスター
- 比較的新しい会社だが着実に拡大中
- 社員全員がリモートワークで働いている
- 女性スタッフも多いので丁寧なアシスタントを期待できる
株式会社キャスターは、2014年に創業した会社です。
比較的新しい会社ですが、現在は700名以上の社員が在籍しています。
秘書業務などの非IT系業務を得意としているサービス です。- スピーディーな対応を求めている
- 大量の依頼をお願いしたい
- 秘書業務などの依頼を考えている
三菱総研DCS株式会社
出典:三菱総研DCS株式会社
- 先進技術を活用したソリューションを提供
- ISMSの認定
- BPOだけでなくITコンサルの事業も行っている
三菱総研DCS株式会社は1970年に創業した、三菱総合研究所グループのうちの一社です。
創業時から情報技術のプロフェッショナルとしてサービスを提供 していました。イチオシはPROSRVという人事給与BPOサービスで、現在までに2,000社を超える導入実績があります。
- ITに強い会社にBPOをお願いしたい
- 高いセキュリティ性を求めている
- サポートの厚い会社が良い
株式会社ベルシステム24
出典:株式会社ベルシステム24
- 営業、コールセンター業務に強い
- BPOサービス以外にも様々なサービスを展開
- 自社に最適な形でサービスを提供
ベルシステム24はコールセンターのリーディングカンパニーとして30年以上活躍してきた企業です。
もちろん BPO以外にもコールセンターのコンサル事業などを展開 しており、自社の強みを生かした運営を行っています。
また導入実績が豊富であり、誰もが知っているような企業への導入事例が多数あります。
- 本当に必要な業務だけをアウトソーシングしたい
- 自社の営業プロセスに不安がある
- 実績が豊富な会社にBPOをお願いしたい
ビーウィズ株式会社
出典:ビーウィズ株式会社
- AIを活用したソリューションの提供
- BPO以外にもコールセンター業務も請け負う
- 映像通訳という珍しいサービスを提供
ビーウィズ株式会社は企業のIT化に強いBPOサービスを提供している会社です。
BPOサービス以外にも、 コールセンターを活用した映像通訳機能という珍しいサービスを提供 しています。
多くの事業での成功実績があるため、クライアントに合わせたサービスを提供できる点も魅力的ですよね。
- ITに強い会社にBPOをお願いしたい
- コールセンター立ち上げの総合的な支援をお願いしたい
- コンサルティングサービスを受けたい
BPOの種類・代表的な業務
BPOを依頼する場合は、いくつかの業務に分かれます。
BPO業者によって、対応できる業務も変わってくるのが一般的です。
ここでは、BPOの種類と代表的な業務について確認していきましょう。
総務業務のBPO
BPOの代表的な業務には、総務業務があります。
総務業務は煩雑なことが多いので、BPOのメリットを得やすい 分野です。受付や郵便物の管理など、必要ではあるけれどもコア業務ではないものが多くあります。
このことから企業の中でも、総務業務は多くの人員を配置しづらい業務です。
労働力不足が目立つ業務でもあるので、BPOの恩恵を受けやすくなります。
総務業務で人材不足や効率化ができていない場合は、BPOサービスを導入すると業務効率化が可能になるでしょう。
人事業務のBPO
BPOの代表的な業務として、人事業務も挙げられるでしょう。
人事業務は、企業の中でも重要な業務です。
しかし、その分 多くの作業やコミュニケーションが必要 になります。
そこで、近年では採用代行を行い、業務効率化を図る企業も増えてきているのです。
人事業務にリソースを配分できていない場合は、BPOサービスを選択することも一つの手になるでしょう。
経理業務のBPO
BPOの代表的な業務には、経理業務のBPOも挙げられるでしょう。
経理業務は、 一定以上の専門性が求められます 。
経理業務には仕訳や決算、記帳、給与計算などが含まれ、業務の内容も幅広いです。
よって、業務全体を委託する企業や、部分的な委託のみを行う企業など様々になります。
また、給与計算に関してはソフトを用いて効率化が図られることが多いです。
以下では給与計算ソフトについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
そのほかの経理業務でも最近では、 AIやテクノロジーを使用した自動化サービスなどで効率化を図る ことが可能です。
経理業務は、コストを抑えながら業務効率を上げるには最適な分野になります。
経理業務の自動化を考えている企業は、BPOサービスの導入も検討してみましょう。
マーケティング業務のBPO
BPOの代表的な業務として、マーケティング業務のBPOも存在します。
マーケティング業務では、商品設計から分析、営業活動などの業務プロセスが必要です。
売上や成長率にも直結してくるので、企業のコア業務として扱われることが多くあります。
しかし、社内にノウハウや実績がない場合があるでしょう。
そこで、 外部のノウハウを利用する目的で、BPOを利用する 企業が増えています。
市場分析やデータ収集を効果的に行うことで、企業としての数字やブランドイメージの向上に繋がるでしょう。
自社にマーケティングのノウハウやリソースがない場合は、外部に委託すると効果的なマーケティング施策が行えます。
IT関連業務のBPO
BPOの代表的な業務には、IT関連業務のBPOもあります。
コロナの影響やテクノロジーの発達により、どの企業でもIT化が求められてきました。
しかし、IT人材やITリソースの不足により、スムーズにIT化を進められている企業は多くありません。
また、IT関連は専門性を求められる業務です。
最近では、企業が取り扱うデータが増えてきたこともあり、BPOの活用が多くなっています。
システム運用管理業務など、社内にはないリソースを外部に委託することで、効果的な運用を行うことが可能 です。IT人材をすぐに雇用できない場合は、BPOが有効な手段の一つになるでしょう。
BPOサービス導入の注意点
BPOサービスには、多くのメリットがあります。
しかし、その反面、BPOサービスを導入することで生まれるデメリットもあることを忘れてはいけません。
導入で失敗しないためにも、BPOサービス導入のデメリットを確認していきましょう。
委託準備に時間がかかる
BPOサービス導入のデメリットには、委託準備に時間がかかることが挙げられるでしょう。
BPO業者に依頼する場合は、事前にいくつかの準備が必要になります。
主な事前準備は、
- BPO業者探し
- 委託するための情報整理
- 委託する範囲の選定
- 担当部署や担当者の配属
の上記4点です。
特に、 BPO業者探しと情報整理には時間がかかる でしょう。
BPO業者探しは、信頼できる企業を探す必要があります。
また、情報整理では、社内情報や顧客情報などをまとめる必要があります。
このような事前準備を、通常業務と並行して進めなければいけません。
事前に、BPOサービス導入の準備には時間がかかることを把握しておきましょう。
自社にノウハウが蓄積されない
BPOサービス導入のデメリットとして、自社にノウハウが蓄積されないといったことも挙げられるでしょう。
ノウハウというのは、業務を進めていく上で蓄積されていくものです 。しかし、BPOサービスを導入すると、社内業務を外部に任せることになります。
よって、自社にノウハウを蓄積することが難しくなるのです。
将来的な事業展開や経営戦略を考えたうえで、どの業務を委託するかを判断しましょう。
自社に合ったBPOサービスを選ぼう
本記事ではおすすめのBPOについて紹介してきました。
近年、人材不足や働き方改革による業務効率化から、BPOへのニーズが高まっています。
そして、多くの業者がBPOを提供しているため、BPOを成功させるには自社の目的に合った業者を選ぶことが重要です。
導入を決める前に事前調査や会議をしっかり行い、自社に合ったBPOサービスを選びましょう。
- BPOは自社では難しい業務を代行してくれるサービス
- 企業競争力を上げるための手段としてもBPOは注目されている
- BPOは業務効率化に最適なサービスとして注目を集めている
- ただしBPOの導入には時間がかることに注意
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